熊鰐(クマワニ)

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熊鰐

漢字・読みクマワニ
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概要

熊鰐(クマワニ)は日本書紀に登場する「動物」です。単に「鰐」「大鰐」の場合もあります。古事記では八尋和邇・和邇と表記されます。ここでは熊鰐について記します。
熊について
日本では熊(クマ)は神(クム)と同源の言葉とされます。よって熊鰐は「神聖なワニ」という意味ではないかと思われます。ただ「熊」を獰猛なという意味に取る説もあります。

東アジアには「熊」を水神とする観念があり、「熊鰐」という言葉はこれに関係しているのかもしれません。「第八段一書(五)浮宝が無ければ困るだろう」の「スサノオはその後、熊成峯(クマナリノミネ)に居て、やがて根の国に行きました。 」の「熊成」を「ワニナリ」と読む場合もある。「熊」と「鰐」には同列の意味合いがあるのかもしれない。
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物語・由来

第八段一書(六)-3三諸山に住もう
別伝によると、事代主神(コトシロヌシ)は八尋熊鰐(ヤヒロノクマワニ)となって、三嶋の溝樴姫(ミゾクイヒメ)、別名を玉櫛姫(タマクシヒメ)という姫のところに通って出来た子供が姫蹈鞴五十鈴姫命(ヒメタタライスズヒメノミコト)です。この姫は神日本磐余彦火火出見天皇(カムヤマトイワレヒコホホデミノスメラミコト)の后となりました。

第十段一書(一)−5櫛に火をつけて出産の様子を
豊玉姫(トヨタマヒメ)は八尋大熊鰐となって、腹這いになってのたうち回っていました。豊玉姫(トヨタマヒメ)はその様子を見られて恥をかかされたと恨んで、海郷(ワダツミノクニ)へと帰りました。

第十段一書(三)−4八尋のおおきな鰐では「熊鰐」ではなく「鰐」とあります。
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