浦嶋子は大亀の女に従って蓬莱山へ

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雄略天皇(五十六)浦嶋子は大亀の女に従って蓬莱山へ

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原文

廿二年春正月己酉朔、以白髮皇子爲皇太子。秋七月、丹波国餘社郡管川人・瑞江浦嶋子、乘舟而釣、遂得大龜、便化爲女。於是、浦嶋子感以爲婦、相逐入海、到蓬萊山、歷覩仙衆。語在別卷。

現代語訳

即位22年春1月1日。白髪皇子(シラカノミコ=後の清寧天皇)を皇太子としました。

秋7月に丹波国の余社郡(ヨザノコオリ)の管川(ツツカワ)の人の瑞江浦嶋子(ミヅノエノウラシマノコ)は船に乗って釣りをしていました。大亀を得ました。その大亀はたちまち女になりました。浦嶋子は心が高ぶって婦(メ)にしました。女に従って海に入りました。蓬莱山(トコヨノクニ)に至って、仙衆(ヒジリ)を巡って見ました。この物語は別巻にあります。
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解説

浦嶋伝説
丹波というと現在の京都と兵庫と大阪の一部で、丹波は海と接していないのですが、この物語自体は丹後半島が元ネタのよう。つまり日本海に面した地域の物語ってことです。だから海を舞台にしています。

この短い文章を読む限り、浦嶋子が女に導かれた行った先は「竜宮城」ではなく「蓬莱山」で、そこで「仙衆」…仙人たちと会ったことになっているので、「道教」の影響を受けた物語と考えられます。また亀に連れられ行った先が「山」ってことは変。ただ、日本人にとって「山」とは「島」でもあるので、矛盾はあるようで無いような。
⚫︎山の神である大山祇(オオヤマヅミ)は大三島の大山祇神社が有名。山と島は同一意義を持っていたと考える方が自然。

ちなみに「別巻」にあるよ、と書いてありますが、別巻はありません。日本書紀には書紀とは別に、いくつかの本がシリーズであったのでしょうね。スピンオフみたいな。
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