特別な五柱の天津神

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特別な五柱の天津神

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原文

次に国稚く浮ける脂の如くして、海月なす漂えるとき、葦牙の如く萌え騰る物によりて、成りし神の名は宇摩志阿斯訶備比古遲神、次に天之常立神。この二柱の神もまた獨神と成りまして、身を隱したる。

上の件の五柱の神は、別天つ神

現代文訳

まだまだ国土は若く、固まらず、水に浮いている油のようで、クラゲのようにフワフワと漂っている状態でした。すると葦(アシ)の芽が成長するように産まれたのが、宇摩志阿斯訶備比古遲神ウマシアシカビヒコヂノカミ)と天之常立神アメノトコタチノカミ)です。この二柱も独神で、奥さんや子供も居ず、姿形がありませんでした。

この(上記二柱にアメノミナカヌシタカミムスビカミムスビを合わせた)五柱は天津神の中でも特別な神さま…「別天つ神」です。
対応する日本書紀
第一段一書(二)葦の芽が生えるように
第一段一書(三)初めに「神人」が居ました
第一段一書(四)高天原に生まれた神
第一段一書(五)海の上で根づくところが無いでいる浮雲
第一段一書(六)空中に葦の芽と脂
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解説

特別な植物アシ
葦はイネ科ヨシ属の植物。現在はヨシと呼ぶ地域が多いです。ヨシとなったのはアシが「悪し」と掛けて縁起が悪いからです。
「人は考えるアシである」と言ったのはパスカルでした。それとこれとは関係無しに、古代の日本人は葦を特別視していました。アシは成長が早いんです。一日15センチ以上成長するなんて当たり前、地下茎は一年で5m成長します。
日本を「葦原中国」と呼んだのは「葦」のように穀物が成長する豊かな国と表現したからです。
ところで
漢文や古代の文章については知識がないのですが、「水に浮かぶ油のように」「クラゲのように漂う」という表現はなかなか秀逸と思います。日本の歴史を編纂するというのが政治的な目的のもとになされているというのに、表現がのんびりしています。
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