大宜都比売

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大宜都比売

漢字・読みオオゲツヒメ
別名オホゲツヒメ
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概要

ここでは古事記に登場する「大宜都比売」についてまとめています。同一神をまとめた「オオゲツヒメ」とは別にしています。
まとめ
●食料の神
●古事記の中ででも、大気津比売という同音だが表記が違う神名がある。
●四国が持つ4つの顔の一つ。現在の徳島県の神。
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物語・由来

食物の神。古事記では高天原を追われたスサノオをもてなしたのですが、そのエグい「ご馳走の準備」を見られて、殺されてしまいます。その屍体から穀物などが発生しています。
大気津比売と大宜都比売神
古事記の「オオゲツヒメのおもてなし」という段を見てもらうとわかるのですが、ここでは「大気津比売と大宜都比売神」という同一の神の名前が非常に近いところで併用されています。

日本人は日本語を使っていて、漢字はあくまで「書き記す」ものです。だから「オオゲツヒメ」という名前がまずあって、二種の記し方が出来たハズです。だから神話の系統としては記述方法が違っていても同じものを指していることに違いはありません。

しかし、これだけ近いところで二種の記述があるのは妙です。もしかすると、「スサノオオオゲツヒメを殺した」神話と「オオゲツヒメの屍体から穀物が生まれた」神話は、本来は別の神話だったんじゃないでしょうか。

そもそもハイヌウェレ神話があり、それが「神の屍体から穀物が生まれた神話」になった。それとは別に、口やお尻から「植物や動物」といった食料を吐き出す神話…まぁ、創世神話ですよね…があった。これが「オオゲツヒメ」という神によってくっついて生まれたのが、この古事記の神話だったのではないでしょうか。

想像ですが、オオゲツヒメという食料の神がそもそもいた。これは日本全国で非常に一般的な名前の神だった。そこに「口と尻から全て出た」という創世神話と、神の屍体から穀物が生まれたというハイヌウェレ神話がやってきて、それぞれが別々のオオゲツヒメの神話として成立した。この二種の神話が、それぞれの神話を持った集落の結合で、神話も結合した。

しかし、これなら記述が二種ある理由にはならない。

多分、「集落の結合」以前に漢字が渡来したのでしょう。それで同じオオゲツヒメの神話でも「別の記述」が成立した。日本人の感覚として、神の名前を勝手に変えるのは気がひける。こんな近くに二種の名前があるのは変だと思っていても、変えることはできなかった。神に対して不敬にあたる。

現代だって、神社や鳥居を打ち壊すのは、相当に勇気がいることですからね。

問題は漢字がいつの時点で渡来したのか?となりますが、そこいらへんはまだ勉強不足もあって割愛します。
●単なる記述ミス・写し間違いの可能性もある?
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引用

国産み
伊予之二名島(イヨノフタナシマ=四国)は体一つに顔が四つあります。
顔にはそれぞれに名前があります。
伊予の国は愛比売(エヒメ)といいます。
讃岐の国は飯依比古(イヒヨリヒコ)といいます。
阿波の国は大宜都比売(オオゲツヒメ)といいます。
土佐の国は建依別(タケヨリワケ)といいます。

次に生める神の名は
次に生んだ神は鳥之石楠船神(トリノイハクスフネノカミ)、別名を天鳥船(アメノトリフネ)といいます。

次に大宜都比売神(オオゲツヒメカミ)を生みました。

オオゲツヒメのおもてなし
地上に追放され、スサノオは食べ物を大気津比売神(オオゲツヒメノカミ)という神に求めましたた。 すると大気津比売神(オオゲツヒメノカミ)は鼻や口やお尻から食べ物を出し、調理してスサノオに差し出しました。

それを見た速須佐之男命(ハヤスサノオノミコト)は
「汚い食べ物を出しやがって!」と怒って大宜都比売神(オオゲツヒメカミ)を殺してしまいました。
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