大倭豊秋津島

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大倭豊秋津島

漢字・読みオオヤマトトヨアキヅシマ
別名天御虚空豊秋津根別・アマツミソラトヨアキツネワケ
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概要

まとめ
●本州のこと。
●古事記にのみ見られる名前。日本書紀では大日本豊秋津洲(読み方は同じ)。
イザナギイザナミが作った8番目の島。
●ハッキリと書かれてはいないが、本州と言っても関東や東北は含まれていないと思われる。

物語・由来

古事記でイザナギイザナミが生んだ8番目の島。本州のこと。本州という大きな島が生まれるのが8番目というのは、本州を比較的重要視していないということ。それは古代の日本人の交通手段がどちらかというと「船」だった証拠だと思われます。

大倭豊秋津島の「大」は英語で言うところの「Great」で深い意味はない。倭は、大和朝廷の「ヤマト」とも被るけども、本来「ヤマト」という言葉は「山門」で山に囲まれたという意味合い。ちなみに「港」は本来は「水門」で、「港」に対する「大和(山門)」と考えると、地形を表していると考えたほうが自然。

津島というのは、「アキヅ」で「トンボ」を表していて、トンボが群れて飛ぶように、山が並んでいる地形が見られるから「秋津島」という名前になったというのが、神武天皇日本書紀)に見られます。

では、トンボが本州の名前の由来かというと、私は難しい話だと思うのですね。トンボを「アキヅ」と呼ぶのは、おそらく「秋」にやって来るからでしょう。別にトンボなんて秋じゃなくても見るだろうと、ツッコミを入れる人もいますが、日本人にとってトンボというのは、秋に穀物霊を連れてくるものなわけで、そこから「アキヅ」になったと考えるのが自然。じゃあ、秋って言葉は、なんだろうか?

一つのヒントが宗像大社の辺津宮にあります。辺津宮の土地が「宗像市田島」でそこに「秋」という土地がありました。田島は日本地名の「田島」の元とされます。また秋は全国に広がり、「安芸」や「安来」と言った地名になりました。どうもここから、稲作が伝わったのではないか?と思われます。

思うに、「アキ」という言葉はもっと漠然とした「実り」とか「収穫」と言った意味合いの言葉だったんじゃないかと思うのです。それが実際の収穫時期である「季節の秋」と習合して「秋」よなり、「秋」にやって来るトンボとも習合した。

それが「秋津島」という言葉の根本でしょう。
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引用

国産み
次に大倭豊秋津島(オオヤマトトヨアキヅシマ=本州)を生みました。
この名前を天御虚空豊秋津根別(アマツミソラトヨアキツネワケ)といいます。
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