沈香が淡路島に漂着・香木の最古の記述

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推古天皇(五)沈香が淡路島に漂着・香木の最古の記述

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現代語訳

即位3年4月。沈水(ジム=香木の一種・沈香)が淡路島に漂着しました。その大きさは人囲(ヒトイダキ=人が取り囲むくらい)です。嶋人(シマビト=嶋の人)は沈水(ジム)とは知らないで、薪に混ぜて竃(カマド)で焼きました。その烟りは遠くまで香りました。これは不思議だと献上しました。
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解説

日本における「香木」の最古の記述です。
白檀(ビャクダン)と沈香(ジンコウ)が有名で、白檀は熱さなくても香りが出るので、仏像や数珠にも使います。

一方、沈香は虫から身を守るために、樹脂を出します。これが香りになるのですが、この樹脂が重く、水に沈むことから「沈香」とか「沈水」と成りました。沈香は焼くことで香りが出、熟すことで香りが増すことから、時間が経つほど価値が出るという性質があります。日本では育たないので輸入するものです。

そう考えるとこの時代に淡路島に流れ着いた沈香はかなり巨大で、長期熟成されていたでしょうから、非常に強い香りがしたはずです。不思議に思うのは当然でしょう。

その後、日本ではこれらの香りを嗅いで、産地を当てる「香道」というのが生まれます。なんというか、金持ちの道楽ですが、すごい。
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原文

三年夏四月、沈水、漂着於淡路嶋、其大一圍。嶋人、不知沈水、以交薪燒於竈。其烟氣遠薫、則異以獻之。
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