失敗した原因究明

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失敗した原因究明

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原文

是に二柱の神、議りて、云ひけらく、「今吾が生める子良からず。猶天つ神の御所(みもと)に白すべし。」といひて、即ち共に参上りて、天つ神の命を請ひき。爾に天つ神の命以ちて、布斗麻邇爾卜相ひて、詔りたまひけらく、「女先に言へるに因りて良からず。亦還り降りて改め言へ。」とのりたまひき。

現代語訳

そこでイザナギイザナミは話し合いました。

「今、産んだ子供は不吉だった。
天津神の所に行って報告しましょう」
と言って、すぐに高天原に上り、
天津神に聞いてみました。

天津神は、太占(フトマニ=鹿の肩の骨を焼いて占うこと)で占いました。
「女が先に話しかけたのが良くなかった。
もう一回言いなおしなさい」
と天津神は言いました。
日本書紀の対応箇所
第四段一書(一) 天つ神とイザナギとイザナミ
第四段一書(十)女性が告白して男が受け入れる
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解説

布斗麻邇=フトマニ…鹿の肩の骨を焼いて占うこと。ところで神からの言葉を受ける(神託)のために占いをするのかと思っていたら、神様も占いをするのですね。
占いが行動を決める
どうすればいいか分からないとき、原因が何か分からないとき、そういうときは占いです。占いで原因を追求し解決します。もちろん、現代から見ると、客観的というには程遠いですが、それでも古代の日本人にとってあ前向きな解決策でした。

個人的コラム

行動が結果を呼ぶ
ここでは「女性の方から話しかける」ということが、倫理上問題があり、その結果として不完全な神、ヒルコが生まれました。

女性から話しかけることがハシタナイと考えたのは、男尊女卑の中国式律令ルールのためと言われていますが、まぁそこは置いておいて。

古代の日本人は倫理上問題のある行動が何かしらの不幸を呼ぶという考えを持っていたようです。スサノオ高天原での行為が、アマテラスの岩戸隠れという「天変地異」を引き起こすのもそのせいです。

まぁ、この思考自体はどこの宗教でもあることでしょうね。

ただ日本の神々は基本的に「タタリ神」の性質を持っているので、この二つがあいまって、現在の日本人の公共意識の高さがあるのではないか?と個人的には思っています。
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