二度目の交わり

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二度目の交わり

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原文

故爾に反り降りて、更に其の天の御柱を先の如く往き廻りき。是に伊邪那岐命、先に「阿那邇夜志愛袁登売袁。」と言ひ、後に伊邪那美命、「阿那邇夜志愛袁登古袁。」と言ひき。如此言ひ竟へて御合して、生める子は、淡道之穂之狭別島。次に伊予之二名島を生みき。

現代語訳

また地上に降りて、天の御柱の周りを前と同じように回り、伊邪那岐命(イザナギミコト)が先に
「あぁ、なんとかわいい少女だろう」
と言いました。
次に伊邪那美命(イザナミミコト)が
「あぁ、なんてすばらしい男性でしょう」
と言いました。
そう言い合って交わって出来た子は
淡道之穂之狭別島(アワジノホノサワケシマ=淡路島)でした。
次に産まれたのは伊予之二名島(イヨノフタナシマ=四国)でした。
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性格・能力

ヒルコを生んだくだりをもう一度繰り返していますが、今度はイザナギが先に話しかけることで、国産みに成功しています。最初に生まれたのが淡路島で、次が四国。次の文では四国とその他の島々の説明となります。
イザナギは海人(アマ)族の神
イザナギは元々は淡路島近海で活躍する海人の神とされます。海に降り立ち、オノゴロ島で他の島々を作る。そういう過程が他の神話――オセアニアなどの地域の創世神話――に残っています。何らかの形で伝わったと考えられています。
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