神を生み始める

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原文

既に国を生み竟えて、更に神を生みき。故、生める神の名は、大事忍男神。次に石土毘古神を生み、次に石巣比売神を生み、次に大戸日別神を生み、次に天之吹男神を生み、次に大屋毘古神を生み、次に風木津別之忍男神を生み、次に海の神、名は大綿津見神を生み、次に水戸神、名は速秋津日子神、次に妹速秋津比売神を生みき。

現代語訳

国を産み終えたので、次に神を生みました。
産んだ神の名前は大事忍男神(オオコトオシオノカミ)。
次は石土毘古神(イワツチビコノカミ)を生みました。
次に石巣比売神(イワスヒメノカミ)を生みました。
次に大戸日別神(オオトヒワケノカミ)を生みました。
次に天之吹男神(アメノフキオノカミ)を生みました。
次に大屋毘古神(オオヤビコノカミ)を生みました。
次に風木津別之忍男神(カザモツワケノオシオノカミ)を生みました。
次に海の神の大綿津見神(オオワタツミノカミ)を生みました。
次に水戸神(ミナトノカミ=港の神)である速秋津日子神(ハヤアキツヒコノカミ)を生みました。
次に妹の速秋津比売神(ハヤアキツヒメノカミ)を生みました。
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解説

大事忍男神(オオコトオシオ神)
不明

石土毘古神(イワツチビコ神)
岩・土の神

石巣比売神(イワスヒメ神)
岩・砂の女神

大戸日別神(オオトヒワケ神)
家の戸の神。

天之吹男神(アメノフキオ神)
屋根の神様。昔は屋根は葦(アシ)や萱(カヤ)で作っていました。よく「茅葺(カヤブキ)」という言葉を聞くと思います。この「フク」がついた神様です。

大屋毘古神オオヤビコ神)
家屋の神様。家全体を司る神様です。

風木津別之忍男神(カザモツワケノオシオ神)
風に関する神様?。おそらくは家の囲いか、壁ではないかと思われます。

海の神・大綿津見神(オオワタツミ神)
海の神のことを「ワダツミの神」といいます。オオは英語で言うところの「グレート」とか「ベリー」みたいな意味です。

水戸神速秋津日子神(ハヤアキツヒコ神)
河口の神様。日本では水は人間が生きていくために必要な水分、というだけでなく、穀物を育てるために必要なものであり、「禊(ミソギ)」において穢れを落とす大事なモノです。

速秋津比売神(ハヤアキツヒメ神)
この神様はハヤアキツヒコ神とセットの女神。同様に水戸神です。次のページで二柱がいくつかの神を生みます。
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いろんな神様を生みますが

神世七代で産まれたのはやはり人間?
イザナギイザナミが色んな神様を生みました。

まず岩、砂ときて次が「家の戸口の神様」、その次が「屋根」ということは既に人間が居る、ということなんでしょうね。やはり、神世七代の時点で人間も産まれていたと考えた方が自然かと思います。まぁ神話に矛盾はつきものなので、あまり凝り固まって考えると、ややこしいですから、ほどほどに。
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