イワサク神(石拆神・磐裂神)

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イワサク

別名石拆神・磐裂神
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概要

まとめ
イザナギが火の神のカグツチを斬り殺して生まれた神の1柱。
●鉄製品によって岩を割き、開墾したことを表しているのではないか?
●どうやらネサク神と対になっていて兄妹で夫婦かと思われます。

物語・由来

イワサク神は、イザナミカグツチの出産によってアソコを火傷して死んでしまったことで、ブチ切れしたイザナギが十握剣(トツカノツルギ)で切って、生まれた神々の1柱。

ネサク神とどうやら対になっているらしい。日本書紀ではのちに「磐裂根裂神(イワサクネサクノカミ)」という表現があることから、夫婦であり兄妹という関係かと思われます。おそらくイワサク神が「兄」で「男神」でしょう。
名前は
石や岩を割くという意味。カグツチという火の神を叩き切って生まれた神々に「刀関係」と「農業関係」の神が多いことから、イワサクという神は、鉄製の農機具によって、石や根を取り除くことで開墾が進んだことを表しているのはないかと思われます。
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引用

刀(剣)から生まれた神
伊邪那岐命(イザナギミコト)は腰に挿していた十拳剣(トツカノツルギ=握り拳10個分の長さの剣)を抜いて、迦具土神(カグツチノカミ)の首を切りました。

するとその剣についた血が湯津石村(意味は未詳=たくさんの岩に落ちて?)を走って生まれた神が
石拆神(イワサクノカミ)。
次に根拆神(ネサクノカミ)が生まれました。
次に石筒之男神(イワツツノオノカミ)が生まれました。

第五段一書(六)-1冥土めぐり
剣先からしたたる血が神になりました。名前を磐裂神(イワサク)といいます。次に根裂神(ネサク)、次に磐筒男命(イワツツノヲ)です。

第五段一書(七)三段切り
別の書によると……
カグツチを斬ったときに、血が激しく飛び散って、天八十河(アマノヤソガワ)の500個の磐石を染めて、神となりました。

その神の名は磐裂神 (イワサク)です。
次に生まれたのが根裂神(ネサク)です。
その子が磐筒男神 (イワツツオ)です。
次に生まれたのが磐筒女神 (イワツツメ)です。
その子が経津主神(フツヌシ)です。

第九段本文―5丈夫(マスラオ)ではないのですか!
高皇産靈尊(タカミムスビミコト)は神々を集めて葦原中国(アシハラナカツクニ)に誰を派遣するか選びました。

皆が言うには……
「磐裂根裂神(イワサクネサクノカミ)の子供の磐筒男(イワツツノオ)と磐筒女(イワツツノメ)が生んだ子供の經津主神(フツヌシノカミ)が良いでしょう」…とのことでした。
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