田中臣と中臣の話し合い・百済は裏切る国

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推古天皇(五十三)田中臣と中臣の話し合い・百済は裏切る国

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現代語訳

この年(即位31年)に新羅は任那を征伐しました。任那は新羅に付き従いました。天皇新羅を征伐しようとしました。大臣と謀議し、群卿に詢(トブラウ=話し合う)しました。田中臣(タナカノオミ)は申し上げて言いました。
「急いで征伐するべきではありません。まず状況を視察して明らかにして、反逆するかどうかをハッキリしてから、後に撃っても遅くはないです。請願します。試しに使者を派遣してその消息を調べさせましょう」
中臣連国(ナカトミノムラジクニ)は言いました。
「任那は元から私の内官家(ウチツミヤケ=直轄地)です。今、新羅人を征伐して、得ました。請願します。戎旅(イクサ=新羅が任那を征伐したこと)を戒め、新羅を征伐して任那を取り、百済につけましょう。新羅から任那を得る方がまさっていないことがあるでしょうか」
田中臣は言いました。
「そうではありません。百済は何度も裏切る国です。道を行く途中ですら欺いて裏切ります。あなたの請願するのは、皆、間違っています。だから百済に任那をつけるべきではありません」
結果、征伐をやめてしまいました。
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原文

是歲、新羅伐任那、任那附新羅。於是、天皇將討新羅、謀及大臣詢于群卿。田中臣對曰「不可急討。先察狀以知逆、後擊之、不晩也。請試遣使覩其消息。」中臣連国曰「任那是元我內官家。今新羅人伐而有之。請、戒戎旅・征伐新羅・以取任那附百濟。寧非益有于新羅乎。」田中臣曰「不然。百濟是多反覆之国、道路之間尚詐之。凡彼所請皆非之。故不可附百濟。」則不果征焉。
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