舒明天皇(二十一)大きな流星と地雷と天狗

MENU
TOP>舒明天皇(日本書紀)>舒明天皇(二十一)大きな流星と地雷と天狗
スポンサードリンク

舒明天皇(二十一)大きな流星と地雷と天狗

TWEET Facebook はてブ Google+ Pocket

原文

九年春二月丙辰朔戊寅、大星、從東流西、便有音似雷。時人曰流星之音、亦曰地雷。於是、僧旻僧曰「非流星。是天狗也。其吠聲似雷耳。」三月乙酉朔丙戌、日蝕之。

現代語訳

即位9年春2月23日。大きな星が東から西に流れました。すぐに音が有って、雷に似ていました。その時代の人は言いました。
「流星の音だ」
また言いました、
「地雷(ツチノイカヅチ)だ」
僧旻(ソウミン)という僧(ホウシ)が言いました。
「流星ではない。これは天狗(アマツキツネ)だ。その吠える声が雷に似ているだけだ」
スポンサードリンク

解説

地雷
死んだイザナミの体に派生した雷神の一つが「ツチイカヅチ」としています。雷神は水神であり龍神であり農業神であり、また天罰を下す神でもあります。

古代の人は雷が稲を妊娠させると思っていました。だから「稲妻」といいます。流星の音を「ツチノイカヅチ」の音だと言ったことは、イザナミの死体に沸いた神ですから、悪い意味とも取れますし、果たして「凶兆」か「吉兆」かは、どうとも言えません。
僧旻(ソウミン)
舒明天皇即位4年に日本にやってきた僧の僧旻(ソウミン)が言うには、天狗の吠える声だと言うわけです。しかし奇妙。天狗というキャラクターは仏教の世界観のものではないはずです。ここいら辺が、仏教といっても、道教や神道もごっちゃになった「日本風仏教」の特徴です。
Pre<<<  >>>Next 
スポンサードリンク

SNSボタン

TWEET Facebook はてブ Google+ Pocket

ページ一覧

管理人リンク

編集