御倉板挙之神(ミクラタナ神)

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ミクラタナ神

漢字・読み御倉板挙之神
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概要

まとめ
イザナギアマテラス高天原の統治を任せる時に、私た首飾りの玉の神。
●古事記にしか登場しない。
●ただし、日本書紀の垂仁天皇の時代に「天湯河板挙(アメノユカワタナ)」なる、名前のよく似た鳥取造の祖先が登場する。

物語・由来

イザナギ黄泉の国の穢れを落とそうと禊(ミソギ)をして生まれた三貴神の1柱の天照大御神アマテラスオオミカミ)に高天原の統治を任せる時に、私た首飾りの玉が御倉板挙之神(ミクラタナ神)です。

御倉板挙之神(ミクラタナ神)は文脈を考えれば「玉」そのものです。日本人は物体には全て「モノ(霊体)」が宿っていると考えていましたから、玉が神になっても何ら不思議じゃないんです。

しかし単なる玉じゃない。太陽の女神のアマテラスが、創世の神のであるイザナギから、高天原の統治を任せる時に渡された「首飾りの玉」です。これは特別な意味合いがある。統治権を司る特別な玉ってことです。

ところで、「御倉板挙之神(ミクラタナ神)」によく似た名前の人物がいます。「天湯河板挙(アメノユカワタナ)」です。

垂仁天皇の子の誉津別王(ホムツワケノミコト)は30歳になっても話すことが出来ませんでした。しかし白鳥を見た時に話したので、この白鳥を天皇は捕まえるように命令しました。それを捕まえたのが鳥取造(トトリノミヤツコ)の祖の天湯河板挙(アメノユカワタナ)です。

この古事記と日本書紀の話を合わせると、こういうことじゃないかと思います。

鳥取のあるところで、「玉」が産出されていた。実際に鳥取県若桜町では古代では翡翠が産出されていました。もしくは他地域で産出された翡翠を加工して玉を作る人たちが住んでいる地域が鳥取にあった。翡翠は金属などとは違い、時間の変異が無い。つまり代々、権力の象徴として伝えていくには適している。その翡翠の玉を広い地域の権力者は珍重した。権力が安定することは国民に取っても平和をもたらす大事なこと。よって翡翠は発展の象徴でもあった。

イザナギがその玉をアマテラスに渡し、高天原の統治を任せ、その玉自体も神格化した。それだけ翡翠による権力の安定は魅力的だった。そして鳥取の地域は、そういう権力者にとって大切な地域であり、翡翠の玉を求めて地域は潤った。だから鳥取の祖神として祀られた。

ちなみに天湯河板挙が鳥取で白鳥を捕らえるというのは、島根や鳥取では神の使いとして鳥を神聖視していたのも理由の一つだと思います。
名前について
ミクラは「倉」のことでしょう。問題は「タナ」を「板挙」と表記することです。これは日本書紀でも同様なので、板挙という漢字にはそれなりに意図があると考えたほうがいいでしょう。でも、詳細は全然わかりません。
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引用

三貴神の分割統治
すぐに首飾りを揺らして、天照大御神(アマテラスオオミカミ)に授け
「あなたは高天原を統治しなさい」
と言いました。
それで首飾りの玉を御倉板挙之神(ミクラタナ神)といいます。
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