孝徳天皇(三)沙門旻法と高向史玄理を国博士に・金策・天皇と皇祖母尊と皇太子の盟約

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孝徳天皇(三)沙門旻法と高向史玄理を国博士に・金策・天皇と皇祖母尊と皇太子の盟約

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現代語訳

沙門旻法師(ノリノシミンホウシ)・高向史玄理(タカムクノフビトゲンリ)を国博士(クニノハカセ)としました。
15日。金策(コガネノフミタ=金で書いた冊書=冊書とは天皇から臣下に送る命令書)を阿倍倉梯麻呂大臣(アヘノクラハシマロノオオオミ)と蘇我山田石川麻呂大臣(ソガノヤマダノイシカワノマロノオオオミ)に与えました。
ある本によると、錬金(コナカネ)を与えたと言います。

19日。天皇(=孝徳天皇)・皇祖母尊(スメオヤノミコト=皇極天皇)・皇太子(=中大兄皇子)は、大槻(オオツキ=ケヤキ)の樹の下に群臣(マヘツキミタチ=臣下たち)を呼び集めいて、盟約し誓って言いました。
天神地祇に申し上げて言いました。
「天は全てを覆い、地は全てを載せる。帝の道はただ一つ。末代では薄くなり、君子と臣下の序列が失われる。皇天(アメ=天の意思)は、その手を私から借りて、暴れ逆らう人を誅殺した。今、ともに心の血を滴らせる。そうして今から以後、君子は二つの政(マツリゴト)は無く、臣下には朝廷が二つあることは無い。もし、この盟約の誓いに背けば、天災(アメワザワイ)があり、地妖(ツチワザワイ)があり、鬼が人を誅殺し、人を征伐するだろう。明るく照らす太陽や月のようだ。

天豊財重日足姫天皇(アメトヨタカライカシヒタラシヒメノスメラミコト=皇極天皇)の4年を改めて大化元年としました。
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解説

沙門旻法師・高向史玄理
儒教では学問を勉強した人間は偉い。偉いと道徳は一致していて、道徳のある人は上に立つものなので、結果、学問を勉強した人が政治を行うというのがデフォルト。
参考性善説

天神地祇に盟約したのは誰?
通常で考えると発言は「天皇」と考えるべきなんですが、ここで発言の同志が「於大槻樹之下、召集群臣、盟曰。告天神地祇曰」というように「日」になっているわけです。天皇ならば「詔」「勅」じゃないと変。だからここで「盟約」の発言をしたのは、「中大兄皇子」じゃないかと思います。
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原文

以沙門旻法師・高向史玄理、爲国博士。辛亥、以金策、賜阿倍倉梯麻呂大臣與蘇我山田石川麻呂大臣。或本云、賜練金。乙卯、天皇・皇祖母尊・皇太子、於大槻樹之下、召集群臣、盟曰。告天神地祇曰「天覆地載。帝道唯一。而末代澆薄、君臣失序。皇天假手於我、誅殄暴逆。今共瀝心血。而自今以後、君無二政、臣無貳朝。若貳此盟、天災地妖、鬼誅人伐。皎如日月也。」改天豊財重日足姫天皇四年、爲大化元年。
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