神大市比売(カムオオイチヒメ)

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カムオオイチヒメ

漢字・読み神大市比売
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概要

まとめ
スサノオの妻の一人。
●大山津見神の娘。
●大年神(オオトシカミ)と宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ=稲荷神)の母親。
●古事記にしか登場しない。

物語・由来

神大市比売(カムオオイチヒメ)は、スサノオの妻の一人で、大山津見神(オオヤマヅミノカミ)の娘。子供が大年神(オオトシカミ)と宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ=稲荷神)です。

日本人は山に穀物の神が住んでいると考えていて、それが里の畑に宿って作物を育てると思っていました。だから山は特別な存在です。大歳神(オオトシカミ)は、お正月の門松に宿る神さまです。この門松に大歳神を宿らせることで、家に福が来るわけです。もともとは山から里に神を寄せるのが元になっていたんでしょう。もっと言えば、大歳神は「一年」を司る、つまり「季節」を象徴している神です。季節があるからこそ、穀物が実り、収穫ができるので、重要な穀物神です。

宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ=稲荷神)は言わずと知れたゴリゴリの「穀物神」です。

つまり、スサノオと神大市比売(カムオオイチヒメ)が産んだ神はバリバリの穀物神で、その穀物神が住んでいるとされるのが山…つまり大山津見神。で、肝心の神大市比売(カムオオイチヒメ)は何か?

実ははっきりとはしていません。
名前に「市」があることから「市場(=マーケット)」の女神じゃないか?とも言われています。
神大市比売(カムオオイチヒメ)の本質はこうじゃないか?
作物を収穫すると、これを市場で物々交換しました。その市場を誰が開くのかというと、「神官」とか「神社」とかそういう神関係の人たちでした。彼らは市場を神が守っているとしました。古代では宗教や神をマジメに信じていましたから、神官が「神が守ってるよ」としている市場の方が当然ながら人が集まりやすかったのです。
その市場の神が神大市比売(カムオオイチヒメ)だったんじゃないかと思います。ちなみに、のちには市場の神として有名になるのが「市杵島姫命」…厳島の女神で、弁天様と習合する神です。
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引用

またスサノオが大山津見神(オオヤマヅミノカミ)の娘の神大市比売(カムオオイチヒメ)を娶って産んだ子は、大年神(オオトシカミ)と宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)です。
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