孝徳天皇(四十)百官を設け、位階を明らかにし、官位を授けましょう

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孝徳天皇(四十)百官を設け、位階を明らかにし、官位を授けましょう

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現代語訳

これらのことを深く心から理解せず、にわかに述べたことを聞いたならば、当然こう思うだろう。
『祖先の名前、借りた名前が消える!!』
それであらかじめ述べて、朕(ワレ)が思うところを聞き知らしめよう。王者の子が相次いで天下を納めれば、その時の帝と祖皇(ミオヤ=親)の名前は代々忘れられないだろう。しかし、王の名前を軽々しく川野(カワノ=川や土地の)の名前に付けて、名を百姓が呼ぶ。これは非常に恐れ多いことだ。すべての王者の号(ミナ=名)は日月に従って、遠く流れて、祖子(ミコ=ここでは祖先と子孫のすべて)の名前は天地と共に長く行くだろう。このように思うから述べるのだ。祖子(ミコ)から始まり、仕え奉仕する卿大夫(マヘツキミタチ=臣下たち)・臣・連・伴造・氏氏(ウジウジ=氏族たち)の人たちは…
ある本によると、名名の王民という。

ことごとく、聞きなさい。
今、お前たちが、仕えあるべき状態は……古い職(ツカサ)を改め捨てて、新たに百官(モモノツカサ)を設け、位階(クライノシナ)を明らかにして、官位を授けましょう。
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解説

日本人にとって大事なのは家の名前です。家の名前はグループ名であり、グループに属し、グループに奉仕することが大事な「和の民族」である日本人にとって「家の名前」が変わるというのは、アイデンティティを失う大事件です。

しかしあまりに家の名前が増えすぎたために、これを統合しようと孝徳天皇は考えているわけです。孝徳天皇は儒教を勉強していたと書いてありましたから、「家の名前」を「血の名前」と考える儒教に則った制度改正なのかもしれません。
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原文

斯等、深不悟情、忽聞若是所宣、當思、祖名所借名滅。由是、預宣、使聽知朕所懷。王者之兒、相續御寓、信知時帝與祖皇名不可見忘於世。而以王名、輕掛川野呼名百姓、誠可畏焉。凡王者之號將隨日月遠流、祖子之名可共天地長往。如是思故宣之。始於祖子、奉仕卿大夫臣連伴造氏々人等(或本云、名々王民)、咸可聽聞。今以汝等、使仕狀者、改去舊職、新設百官、及著位階、以官位敘。
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