斉明天皇(十四)甘檮丘での吐火羅人と蝦夷との宴会など

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斉明天皇(十四)甘檮丘での吐火羅人と蝦夷との宴会など

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原文

五年春正月己卯朔辛巳、天皇至自紀温湯。三月戊寅朔、天皇幸吉野而肆宴焉。庚辰、天皇幸近江之平浦(平、此云毗羅)。丁亥、吐火羅人共妻舍衞婦人來。甲午、甘檮丘東之川上、造須彌山而饗陸奧與越蝦夷。(檮此云柯之、川上此云箇播羅。)

現代語訳

即位5年春1月3日。斉明天皇は紀温湯(キノユ)から帰りました。

3月1日。斉明天皇は吉野(ヨシノ)に行き、肆宴(トヨノアカリ=収穫の宴会)をしました。
3月3日。天皇は近江の平浦(ヒラノウラ=滋賀県滋賀郡志賀町付近の湖畔)に行きました。
平は毗羅(ヒラ)と言います。

3月10日。吐火羅人(トカラノヒト)が妻と舍衞(シャエ)の婦人とともに来ました。
3月17日。甘檮丘(ウマカシノオカ=奈良県高市郡明日香村の丘)の東の川上(カワラ)に須弥山(スミノヤマ=仏教で特別視される山)を作って、陸奥と越の蝦夷と宴会をしました。
檮は柯之(カシ)、川上を箇播羅(カワラ)と言います。
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