斉明天皇(十八)盂蘭盆・神社の修繕・狐と犬・羆の皮

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斉明天皇(十八)盂蘭盆・神社の修繕・狐と犬・羆の皮

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原文

庚寅、詔群臣、於京內諸寺、勸講盂蘭盆經使報七世父母。
是歲、命出雲国造闕名修嚴神之宮。狐嚙斷於友郡役丁所執葛末而去、又狗嚙置死人手臂於言屋社。(言屋、此云伊浮瑘。天子崩兆。)又、高麗使人、持羆皮一枚稱其價曰、綿六十斤。市司、咲而避去。高麗畫師子麻呂、設同姓賓於私家日、借官羆皮七十枚而爲賓席。客等羞怪而退。

現代語訳

(即位5年)7月15日。群臣(マヘツキミタチ=臣下たち)に詔(ミコトノリ)して京内(ミサトノウチ=飛鳥の地域内という意味)の諸々の寺に盂蘭盆経(ウラボンキョウ)を説かせました。七世の父母を報いました。

この年、出雲国造(イズモノクニノミヤツコ)…
名は漏れていて分かりません。

に銘じて、神宮(=おそらく島根県の熊野大社)を修繕しました。狐が於友郡(オウノコオリ=松江市・安来市・能義郡・八束郡)の役丁(エヨホロ=労役)が手にした、葛(カズラ=つる)の末を食って断絶して去りました。また狗(イヌ)が死んだ人の手を言屋社(イウヤノヤシロ=島根県八束郡東出雲町揖屋神社)に置きました。
言屋は伊浮瑘(イウヤ)と言います。天子が崩御する兆しです。

また、高麗の使者は羆(ヒグマ)の皮一枚を持って、その価値を言いました。
「綿、60斤」
市司(イチノツカサ=市場で物価を監督する役人)が笑うと、去りました。
高麗画師子麻呂(コマノエカキコマロ)は同姓の来賓を自分の家で宴会をしてもてなす日に官(オオヤケ)の羆の皮70枚を借りて、来賓の席にしました。客人たちは、恥ずかしく思い、奇怪に思って退出しました。
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解説

飛鳥で盂蘭盆。神宮の修繕。狐がカズラを食いきり、犬が死体の手を神社に。あとは高麗出身の氏族の文化差異のエピソード。
羆の皮
蝦夷が羆の皮を献上したという話があったことを考えると、蝦夷と高麗は北方の寒い地域の文化を持っていて似ていたんでしょうね。それが日本とは全然違っていたと。

日本人は毛皮ってものを嫌います。死体は穢れているからです。だから、いくら暖かくても毛皮の上には座らない。
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