天岩戸に籠る

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天岩戸に籠る

漢字・読みアマノイワトノコモル
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原文

故是に天照大御神見畏みて、天の岩屋戸を開きて刺許母理坐しき。爾に高天の原皆暗く、葦原中国悉に闇し。此れに因りて常夜往きき。是に万の神の声は、狭蝿那須満ち、万の妖悉に発りき。

現代語訳

スサノオの悪さを見た天照大御神アマテラスオオミカミ)は恐ろしくなって、天の岩屋(=天の岩戸)の中に籠ってしまいました。すると、高天原は暗くなり、葦原中国(地上)も暗闇となり、朝が来ない永遠の夜となったのです。

そしてこの幾万もの邪神の声が夏の蝿のように満ちて響き、幾万もの災いが溢れかえりました。
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解説

スサノオアマテラスの神殿に糞を撒き、田を壊し、機織り場に死体を投げ込んで機織り娘をショック死させて、ついにアマテラスが恐ろしくなって岩戸に隠れてしまいます。その結果、世界は闇に包まれ邪神がはびこってしまいます。

スサノオの力も凄いですが、アマテラスの能力もすごい。アマテラスは世界を照らすだけでなく、そこにいるだけで邪心を抑えているんですね。あらすごい。

この天の岩戸のストーリーは「冬至」を表しているという説と、日食を表しているという説があります。日本では冬至と夏至の時間の差なんて大差ないので(ヨーロッパなど緯度の高い地域では差が大きい)、どちらかを選ばないといけないなら日食ですが、個人的には「長梅雨避け」だと思っています。
参考:天岩戸の神事は梅雨を払うためのもの
●冬至は世界的に特別視されるものです。特に井戸の高い地域では冬の昼の時間が少なくなるので、特に冬至を特別視します。
●これらの冬至の考えが日本に伝わったから、というのはありえます。
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