なにごとかと覗く

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なにごとかと覗く

漢字・読みナニゴトカトノゾク
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現代語訳

天照大御神アマテラスオオミカミ)はおかしいと思い、天の石屋戸を少しだけ開いて、中から覗いて聞いてみました。
「わたしが隠れて、天は自然と暗黒になり、葦原中国(アシハラナカツクニ=地上)も皆、闇となったのに、どうして天宇受売(アメノウズメ)は踊り、八百万の神(ヤオヨロズノカミ)は笑っているのか?」
と言いました。
すると天宇受売(アメノウズメ)は
「あなたよりも優れた神がいらっしゃったので、嬉しくって踊っているのです」
と答えました。
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解説

世界は闇となったのに、宴会で盛り上がる八百万の神々を不思議がってアマテラスが覗きこむ場面。アメノウズメが踊り盛り上げ、アマテラスをおびき出し、その疑問に対して答えています。オモイカネが提案した策とはいえ、この機転なしには世界は光を戻さなかったわけです。

アメノウズメの役割の大きさを感じます。アメノウズメは後々、サルタヒコという異形の神と結ばれます。このサルタヒコは太陽神であり、どうやらヤマト地方に昔から居た土着の神のよう。
それにアメノウズメは舞踊の神、というよりは「巫女」そのもの。アマテラスは「日の巫女」であり、もしかするとアマテラスとアメノウズメは同一神だったのかもしれません。

アマテラス信仰自体は古事記の成立する数十年程度前に成立した新しい信仰です。では、アマテラスの原型とは何なんでしょうか? アメノウズメだったののかもしれませんし、サルタヒコだったのかもしれませんし、別の太陽神だったのかもしれません。
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原文

是に天照大御神、怪しと以為ほして、天の石屋戸を細めに開きて、内より告りたまひけらく、「吾が隠り坐すに因りて、天の原自ら闇く、亦葦原中国も皆闇けむと以為ふを、何由以、天宇受売は楽を為、亦八百万の神も諸咲ふぞ。」とのりたまひき。爾に天宇受売白言しけらく、「汝命に益して貴き神坐す。故、歓喜ひ咲ひ楽ぶ。」とまをしき。
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