天武天皇(六十)東漢直の7つの罪・恩により許される

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天武天皇(六十)東漢直の7つの罪・恩により許される

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現代語訳

(即位6年)6月14日。大きな地震がありました。
この月に東漢直(ヤマトノアヤノアタイ)たちに詔(ミコトノリ)して言いました。
「お前たちの党族(ヤカラ=一族)は本から7つのやるべきではない悪しきことを犯していた。よって、小墾田(オハリダ=推古天皇の宮)の世から近江の朝廷(=天智天皇の宮)まで、常にお前たちを謀略に使ってきた。今、朕(ワ)が世になり、お前たちの悪しき罪状を責めて、犯したことのままに罪を問うべきだ。しかし、漢直(アヤノアタイ)の氏を絶やしたいとは思わない。よって大きな恩寵を降し、許す。今より以後、もし罪を犯すものがあれば、必ず、許すことはない」
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解説

東漢直たちが何をしてきたのか、それがよくわからない。7つの罪とは何か?それも全然わからない。他の書物にも書かれていない。

東漢直は軍事に関わり、また大蔵省といった官公庁にも人材を出しています。そして出自はそもそもは朝鮮系か、もしくは外来氏族の集合体と思われています。

そして崇峻天皇暗殺の実行者が東漢直であり、蘇我氏の子分のようなポジションでしたが、壬申の乱では蘇我氏から離れ、天武天皇を支持。戦争で活躍しました。

と、考えるとおそらく、こういう氏族だと思われます。

日本人は穢れを嫌いました。穢れを嫌うために、戦争を嫌い、日本人は兵士になりたがりませんでした。また、動物を死体を嫌い、その結果、動物の死体から取れる「筆」に触れたくないと考えていました。しかし、戦争はいつの時代にも起き、兵士はいつでも必要な人材です。そこで日本は、「穢れ」の概念のない異民族を日本に取り入れていくことにしました。その中の1集団が東漢直だったのだと思います。

彼らは伝統的に穢れを気にしないグループだった。だから戦争に積極的に関わり、自分の役割を果たし、また穢れを無視できるから、筆を使え、文字を使い、大蔵省に関わることができた。出納帳をつけるには筆が使えないといけませんからね。
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原文

六月壬辰朔乙巳、大震動。是月、詔東漢直等曰「汝等黨族之自本犯七不可也。是以、從小墾田御世至于近江朝、常以謀汝等爲事。今當朕世、將責汝等不可之狀以隨犯應罪。然頓不欲絶漢直之氏、故降大恩以原之。從今以後、若有犯者必入不赦之例。」
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