天武天皇(七十六)驎角か・摂津国は白巫鳥・菟田の吾城へ行幸

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天武天皇(七十六)驎角か・摂津国は白巫鳥・菟田の吾城へ行幸

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現代語訳

(即位9年)2月18日。鼓の音のようなものが東方から聞こえました。
2月26日。ある人が言いました。
「鹿の角を葛城山(カヅラキノヤマ)で得ました。その角は、根元が二股に成っていて、末が合わさって、宍(シシ=肉)が有りました。宍(シシ)の上に毛がありました。毛の長さは1寸。不思議に思ったので献上しました」
おそらくは驎角(リンノツノ=麒麟の角=麒麟は空想上の動物)ではないか。
2月27日。新羅の仕丁(ツカエノヨホロ=従者)8人が本土に帰りました。恩(メグミ)を禄(モノ)を与え、品がありました。

3月10日。摂津国は白巫鳥(シロシトト)を献上しました。
巫鳥は芝苔々(シトト)と言います。

3月23日。天武天皇は菟田(ウダ)の吾城(アキ)へ行きました。
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解説

麒麟の角
麒麟ってのは中国の空想上の動物の方。麒麟ってのは聖人君主が現れると、世の中に現れるとされる動物です。この記述は、つまり、天武天皇は聖人だぜ、という意味です。
白巫鳥(シロシトト)
シトトはアトリの仲間のアオジのこととも言われます。アオジは冬に日本にやってくる渡り鳥です。白いアオジを「神聖視」したのだと思われます。ところで、日本では白い動物を特別視する記述が多いのですが、天武天皇は壬申の乱で「赤いもの」を兵士に身につけさせて、敵味方の区別をしたことが勝利の要因となったことから、「赤い烏」の献上に対して手厚く褒賞を与えたということもありました。
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原文

二月丙午朔癸亥、如鼓音聞于東方。辛未、有人云「得鹿角於葛城山。其角、本二枝而末合有宍、宍上有毛、毛長一寸。則異以獻之。」蓋驎角歟。壬申、新羅仕丁八人返于本土、仍垂恩以賜祿有差。三月丙子朔乙酉、攝津國貢白巫鳥。(巫鳥、此云芝苔々。)戊戌、幸于菟田吾城。
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