天武天皇(九十六)初めて髪を結う・漆紗冠の着用

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天武天皇(九十六)初めて髪を結う・漆紗冠の着用

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原文

六月壬戌朔、高麗王、遣下部助有卦婁毛切・大古昴加、貢方物。則新羅遣大那末金釋起、送高麗使人於筑紫。丁卯、男夫始結髮、仍着漆紗冠。癸酉、五位殖栗王卒。

現代語訳

(即位11年)6月1日。高麗の王は下部(カホウ=高麗の地域)の助有卦婁(ジョウケル=未詳)毛切(モウセチ)・大古(ダイコ)昴加を派遣して、方物(クニツモノ=地域の特産品)を献上しました。すぐに新羅は大那末(ダイナマ=新羅の官位)の金釈起(キンシャクキ)を派遣して、高麗の使者を筑紫に送迎しました。
6月6日。男夫(オノコ)は初めて髪を結いました。また、漆紗冠(ウルシヌリノウスハタノカウブリ)を着用しました。
6月12日。五位の殖栗王(エクリノオオキミ)が亡くなりました。
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解説

髪を結う
髪を結うように詔したのは4月23日。

漆紗冠
漆塗りの薄い布の冠をみんなが「同じもの」を身につけたということ。これまでは冠によって、地位が分かるようになっていました。それを禁止した詔は3月28日に見られます。
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