天武天皇(百十七)新たな爵位12階と48階

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天武天皇(百十七)新たな爵位12階と48階

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現代語訳

即位14年春1月2日。百寮(ツカサツカサ=役人)は朝廷で拝礼しました。
1月21日。さらに爵位(カウブリクライ)の号(ナ)を改めました。階級を増し加えました。明位二階(ミョウイフタシナ)・浄位四階(ジョウイヨシナ)は階(シナ)ごとに「大」と「広」を設けました。合わせて12階。これは諸王より上の位です。正位四階(ショウイヨシナ)・直位四階(ジキイヨシナ)・勤位四階(ゴンイヨシナ)・務位四階(ムイヨシナ)・追位四階(ツイイヨシナ)・進位四階(シンイヨシナ)、階ごとに大と広を設けました。合わせて48階。これは諸臣(モロモロノマヘツキミタチ)の位です。
この日に草壁皇子尊に浄広壱位(ジョウコウイチノクライ)を授けました。大津皇子(オオツノミコ)に浄大弐位(ジョウダイニノクライ)を授けました。高市皇子(タケチノミコ)に浄広弐位(ジョウコウニノクライ)を授けました。川嶋皇子(カワシマノミコ)・忍壁皇子(オサカベノミコ)に浄大参位(ジョウダイサンノクライ)を授けました。これよし下の諸王・諸臣たちに爵位を増し加え、それぞれに品がありました。
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解説

新たな階級制度
明大壱・明広壱・明大弐・明広弐・浄大壱・浄広壱・浄大弐・浄広弐・浄大参・浄広参・浄大肆・浄広肆の12階級と
同様の並びの48階級。
前者が王族のもので、後者が臣下たちのもの。

その階級を最初に与えられたのが草壁皇子で、浄広壱位。ということは、上から数えて6番目。次の大津皇子(のちに謀略で自殺に追い込まれる)が浄大弐で、上から7番目。つまり、これが史実ならば、この時点で草壁皇子の方が次期天皇に有力だったということになります。それを天武天皇も認めていたわけです。にも関わらず、大津皇子は殺されることになるのですね。
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原文

十四年春正月丁未朔戊申、百寮拜朝庭。丁卯、更改爵位之號、仍増加階級。明位二階・淨位四階、毎階有大廣、幷十二階、以前諸王已上之位。正位四階・直位四階・勤位四階・務位四階・追位四階・進位四階、毎階有大廣、幷卌八階、以前諸臣之位。是日、草壁皇子尊授淨廣壹位、大津皇子授淨大貳位、高市皇子授淨廣貳位、川嶋皇子・忍壁皇子授淨大參位。自此以下諸王諸臣等、増加爵位各有差。
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