持統天皇(四十三)伊勢・住吉・紀伊・大倭・菟名足に奉る

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持統天皇(四十三)伊勢・住吉・紀伊・大倭・菟名足に奉る

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原文

冬十月壬戌朔壬申、授山田史御形務廣肆、前爲沙門學問新羅。癸酉、幸吉野宮。庚辰、車駕還宮。十一月辛卯朔戊戌、新羅遣級飡朴億德・金深薩等、進調。賜擬遣新羅使直廣肆息長眞人老・務大貳川內忌寸連等祿、各有差。辛丑、饗祿新羅朴憶德於難波館。

十二月辛酉朔甲戌、賜音博士續守言・薩弘恪、水田人四町。甲申、遣大夫等、奉新羅調於五社、伊勢・住吉・紀伊・大倭・菟名足。

現代語訳

(即位6年)冬10月8日。山田史御形(ヤマダノフビトミカタ)に務広肆を授けました。前に沙門(ホウシ=僧)戸なって新羅で学問を修めました。
10月12日。吉野宮に行きました。
10月19日。車駕(スメラミコト天皇の乗る車)は宮に帰りました。

11月8日。新羅は級飡(キュウサン=新羅の官位)の朴億徳(ボクヨクトク)・金深薩(キンシンサチ)たちを派遣して、調(ミツキ)を献上しました。新羅に派遣しようとした使者の直広肆の息長真人老(オキナガノマヒトオユ)・務大弐の川内忌寸連(カフチノイミキツラ)たちに禄(モノ)を与えました。それぞれに品がありました。
11月11日。新羅の朴億徳に難波館(ナニワノムロツミ)で宴会をしてもてなし、禄(モノ)を与えました。

12月14日。音博士(コエノハカセ)の続守言(ショクシュゲン)・薩弘恪(サツコウカク)に水田(コナタ)を与えました。一人4町。
12月24日。大夫(マヘツキミ=臣下)たちを派遣して、新羅の調(ミツキ=税)を5社…伊勢・住吉・紀伊・大倭・菟名足(ウナタリ=現在の奈良県奈良市法華町=宇奈多理坐高御魂神社=祭神は高皇彦霊尊【タカムスビノミコト】)に奉りました。
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解説

菟名足
この神社の祭神が高皇彦霊尊【タカムスビノミコト】。
この辺りに日本神話の源流があるんじゃないかと。
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