持統天皇(五十五)白い蝙蝠を捕らえた弟国部弟日

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持統天皇(五十五)白い蝙蝠を捕らえた弟国部弟日

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原文

八月壬子朔戊辰、爲皇女飛鳥、度沙門一百四口。九月壬午朔、日有蝕之。乙酉、幸吉野宮。癸卯、以淨廣肆三野王拜筑紫大宰率。冬十月辛亥朔庚午、以進大肆賜獲白蝙蝠者飛騨国荒城郡弟国部弟日、幷賜絁四匹・綿四屯・布十端、其戸課役限身悉免。十一月辛巳朔丙午、赦殊死以下。

十二月庚戌朔乙卯、遷居藤原宮。戊午、百官拜朝。己未、賜親王以下至郡司等、絁綿布各有差。辛酉、宴公卿大夫。

現代語訳

(即位8年)
8月17日。皇女飛鳥(=飛鳥皇女)のために沙門(ホウシ=僧)104口が出家しました。

9月1日。日蝕がありました。
9月4日。持統天皇は吉野宮に行きました。
9月22日。浄広肆の三野王(ミノノオオキミ)を筑紫大宰率(ツクシノオオミコトモチノカミ)に拝命しました。

冬10月20日。進大肆を白い蝙蝠(カハボリ=コウモリ)を捕らえた者の飛騨国の荒城郡(アラキノコオリ)の弟国部弟日(オトクニベノオトヒ)に与えました。合わせて絁(フトギヌ)四匹・綿四屯・布十端を与えました。その戸(=家)の課役(エツキ=労役)はその身を限って(弟日の世代だけって意味)をすべて免除しました。

11月26日。殊死(シヌルツミ=死罪)より下を赦しました。

12月6日。藤原宮に移って居住しました。
12月9日。百官(ツカサツカサ=役人)は朝廷で拝礼しました。
12月10日。親王より下、郡司たちまで、絁(フトギヌ)・綿・布を与えました。それぞれ品がありました。
12月12日。公卿大夫(マヘツキミタチ=臣下たち)と宴(トヨノアカリ)をしました。
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解説

蝙蝠
コウモリは鍾乳洞の白い「乳石」を食べると、1000歳生きて白くなるというのが霊異記(9世紀に成立)にあります。霊異記は仏教説話で、オカルトチックな内容になっていて、ちょっとアレなんですが、日本人が当時「白いコウモリはありがたい」と考えていたのは事実だと思われます。
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