古事記のあらすじ内容をザックリと

MENU
TOP>資料>古事記のあらすじ内容をザックリと
スポンサードリンク

古事記のあらすじ内容をザックリと

TWEET Facebook はてブ Google+ Pocket

神代1

世界の始まり日本ができるまで
混沌とした世界から天と地が分かれて、その中に造化三神が現れ、その後、神世七代が現れました。最後に生まれたのがイザナギイザナミでした。イザナギイザナミアメノヌボコで海をかき回しオノゴロ島を作り、そこで結ばれて島々を生み出そうとしましたが、最初に生まれたヒルコは不完全な神でした。2柱は正式な手順で結ばれて、島々を生むと今度はうまくいき、これで日本列島が生まれました。
世界の始まり山や川や火、剣の神が生まれる
イザナギイザナミは山や川や港や風や家屋や、様々な神を生み出しました。その最後に火の神「カグツチ」を産んだことでイザナミは産道を焼いて死んでしまいます。イザナギはカグツチを斬り殺しました。カグツチの体からも山や剣の神が生まれました。
世界の始まり生と死の始まり
イザナミを失ったことを諦めきれないイザナギは死者の世界である黄泉の国へと行き、イザナミを連れ戻しに行きます。しかしイザナミはすでに黄泉の国の食べ物を食べ、体は腐り果てていました。イザナギは黄泉の国から逃げ出そうとしますが、イザナギと捕まえようとイザナミが放ったヨモツシコメに追い詰められます。どうにか追っ手を振り切り、黄泉比良坂を登り、岩で入り口を塞ぐと、イザナミは呪いの言葉をかけます。
「毎日、1000人を殺す」
するとイザナギは
「では、毎日1500人の産屋を建てよう」
と答えます。これで世界に「生と死」が生まれました。
スポンサードリンク

神代2

高天原の物語誓約まで
黄泉の国から帰ってきたイザナギは黄泉の国の穢れを落としました。その穢れや、穢れを落とす儀式である禊そのものから神が生まれ、最後に左目からアマテラス、右目からツキヨミ、鼻からスサノオが生まれました。この3柱の神を三貴神と呼び、世界と分割管理する特別な神としました。
スサノオは海を管理するようイザナギに任命されたのですが、イザナミがいる死者の国へ行きたいと駄々をこねました。イザナギは怒り、スサノオを追い出すことに決めました。スサノオは最後の挨拶にとアマテラスに会いに高天原へ向かいます。すると霊力の強いスサノオによって高天原が乱れました。アマテラスはスサノオが高天原へ侵略しに来たと考え、武装して迎え撃ちますが、スサノオは身の潔白を主張。そこで誓約で決着をつけることにしました。
誓約は清らかであるならば、その言葉通りに結果がなるというもので、スサノオの持ち物(剣)から女神が生まれ、アマテラスの持ち物(勾玉)から男神が生まれたことでスサノオの潔白が証明されました。
しかし、スサノオはこの勝利をいいことに、高天原で悪さを始めます。
高天原の物語スサノオの暴虐と天の岩戸
スサノオは調子に乗ってアマテラスの田の畦を壊し、神殿でウンコをして、生きた馬の皮を剥いで機織り小屋に投げ込むなど暴虐を繰り返しました。ショックを受けたアマテラスは天の岩戸に引きこもります。すると世界から太陽が消え、夜だけになりました。邪悪な神が跋扈し、これでは世界が滅んでしまいます。そこで八百万の神が天の岩戸前で宴会をしてアマテラスをおびき出すことにしました。アマテラスは岩戸から引きづり出され、二度と岩戸に戻れないようにしめ縄をかけました。
スサノオは事件の責任を取らされ、財産を没収され、高天原から追放されてしまいました。
スポンサードリンク

出雲

出雲ヤマタノオロチ退治
スサノオは出雲に降り立ちました。出雲ではヤマタノオロチという邪神が生贄を求めていました。ヤマタノオロチを退治し、生贄となる予定だったクシナダヒメを妻としてスサノオは出雲の英雄となりました。
出雲オオクニヌシ
スサノオの子孫であるオオクニヌシは多くの兄弟とともに八上姫を妻にしようと向かう途中、因幡で皮を剥がれたウサギと出会いいました。ウサギはワニ(=サメ)を騙した報復で皮を剥がれたのです。ウサギに治療法を教えたことで、ウサギから「八上姫はオオクニヌシを選ぶ」という神託を受け、八上姫はオオクニヌシを夫に選びました。
しかし、それでオオクニヌシは兄弟たちから妬まれ、二度も殺されてしまいます。二度蘇生するのですが、このままでは本当に殺されると母親の勧めもあり紀伊国へ逃げます。そこへも兄弟たちが迫ってきたので、スサノオは叔父の勧めで「根の国」へと向かいます。
出雲根の国
根の国スセリヒメの父スサノオの試練をくぐりぬけてスセリヒメと三種の宝物を手にして地上に帰ったオオクニヌシは兄弟たちを蹴散らし、ついに出雲の支配者となりました。
国譲り
オオクニヌシは海の向こうから来たスクナヒコナと手を組み、日本を整備していきます。スクナヒコナが日本を去ると、海の向こうからオオモノヌシが現れ、オオモノヌシを三輪山に祀ることで更に日本は発展しました。
そんな発展した日本を高天原のアマテラスは自分の子孫に与えたいと考え、オオクニヌシへ国譲りをするように迫ることになりました。国譲りの交渉役として、アメノホヒが送られますが、アメノホヒはオオクニヌシに取り込まれてしまいました。次にアメノワカヒコが派遣されますが、アメノワカヒコは高天原に報告しないばかりか、敵対姿勢を示し、高木神に逆に殺されてしまいました。
次に派遣されたのがタケミカヅチでした。タケミカヅチはオオクニヌシとその子供のコトシロヌシから国譲りの許可を得、もう一人の子のタケミナカタを腕力で追い詰めて従属させ、ついに国譲りを認めさせました。
スポンサードリンク

天孫降臨から神武天皇の登場

ニニギの天孫降臨
アマテラスの孫にあたるニニギが地上に降り立つことになり、五伴緒と三種の神器と幾らかの伴の神を連れてニニギが、サルタヒコの先導で地上に降り立ちました。ニニギが降りたのはなぜか九州。この浜でニニギはコノハナサクヤヒメと出会い、結ばれました。コノハナサクヤヒメは出産時にニニギの元に現れますが、ニニギは自分の子供ではないのではないかと疑います。その疑いに起こったコノハナサクヤヒメは「無事に出産すれば子供はニニギの子だ!」と宣言して産屋に火をつけて出産しました。子供は無事に生まれ、ニニギの子であることが証明されました。
海幸彦と山幸彦
ニニギの3兄弟のうち長子が海幸彦・末子が山幸彦と呼ばれるようになり、二人は海と山で生活していました。二人はある日、道具を取り替えてみたのですが。山幸彦は海幸彦の釣り針を無くしてしまいました。海幸彦に責められた山幸彦は海で困っていると、シオツチ神が海神宮殿を導きました。そこで山幸彦はトヨタマヒメと結ばれ、釣り針を取り返し、また海幸彦を貶める呪いを授けられました。山幸彦は海幸彦を追い詰め従属させることに成功しました。
トヨタマヒメは山幸彦(ホオリ)との間に子供をもうけ、砂浜で鵜の羽で吹いた産屋を立て、山幸彦に「出産中は覗かないように」と約束してからそこで出産しました。山幸彦がついつい覗いてみるとトヨタマヒメはワニ(サメ)でした。トヨタマヒメは恥をかかされたと海に帰ってしまいました。
子供の名前はウガヤフキアエズと名付けられ、トヨタマヒメの妹のタマヨリヒメに育てられ、そのままタマヨリヒメと結婚し、神武天皇とその兄弟が生まれます。
スポンサードリンク

神武東征

神武天皇の旅立ち
イワレビコ(=のちの神武天皇)が九州日向から出発。まずは豊国の宇沙(大分県宇佐市)へ。次に筑紫の岡田宮(北九州市)。安芸国の多祁理宮(広島市)で7年過ごし、吉備国の高島宮(岡山)で8年。速吸門(豊予海峡)でサオネツヒコという道案内を得て、浪速から白肩津(大阪の湖)に到着したところでナガスネヒコと戦争するのですが、敗北。イワレビコの兄の五瀬命は矢を受けて重傷を負う。
「アマテラスの子孫である我々が太陽を背にせず、向かって行ったのがよくない!」
ということになり、紀伊半島を南に回って北上することになる。紀伊国の男乃水門で五瀬命が死亡。熊野村でオオクマホマレが現れ、イワレビコたちはその毒で気絶する。熊野タカクラジが持ってきた剣によって邪気が祓われ意識を回復。イワレビコは剣で熊野の神を払う。剣は高天原の神が遣わした援助であり、道案内にヤタガラスも派遣され、おかげでイワレビコは吉野川に到着する。魚を取るニヘモツノコ・尾の生えた泉の神イヒカ・尾のある岩を押し分けるイワオシワクノコを仲間に引き入れ、宇陀に到着する。宇陀にはエウカシオトウカシが居て、エウカシは抵抗したために殺された。土蜘蛛やエシキ・オトシキを退け、ついにナガスネヒコと再戦することになる。
ナガスネヒコの元には天つ神のニギハヤヒを妹の夫に迎えていたがニギハヤヒがイワレビコこそが天孫であると認め、降伏したことで、イワレビコが勝利し、神武天皇に即位した。
神武天皇の死後の争い
神武天皇には九州時代に娶ったアヒラヒメとの間にタギシミミという息子がいました。また神武天皇は大和の三輪のオオモノヌシの子孫にあたるイスケヨリヒメを妃として、3人の子を産みました。神武天皇の死後、タギシミミは義理の母であるイスケヨリヒメを妻とし、3人の子を殺そうとしたのですが、逆に子に殺されてしまいました。そうして3人の子のうち、クーデターを成功させたカムヌナカハミミが次の綏靖天皇となりました。
スポンサードリンク

続きは

Pre<<<  >>>Next 
スポンサードリンク

SNSボタン

TWEET Facebook はてブ Google+ Pocket

ページ一覧

スポンサードリンク

管理人リンク

編集