井氷鹿・井光(イヒカ)

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イヒカ

漢字・読み井氷鹿・井光
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井氷鹿・井光(イヒカ)

古事記では井氷鹿(イヒカ)。
日本書紀では井光(イヒカ)。

神武天皇が吉野に到着すると泉から人が出てきました。その人は光っていて、尾がありました。それがイヒカです。物語の展開と、名前に「井」があることから、水の神の性質があるのが分かります。尾があるという表記から、山の神でもあります。

性質など

日本人に限らず、古代の人は「獣」とは毛皮を被った「神」もしくは人ではない何かしらだと考えていました。尾があるというのは、山神の性質を持っていたということです。

あと、もう一つ。古事記・日本書紀のどちらにも「光っていた」と記述があります。日本書紀での名前が「井光(イヒカ)」というのも光っていたことから来ています。この光は単純に「水が反射して光る」ということかもしれませんが、「太陽神」という性質も持っていたのかもしれません。となると、イヒカは山の狩猟の神ではなく、「農業神」という可能性も十分あります。
まぁ、水の神の時点で農業神の可能性は十分あるんですが。

あと、国津神であると同時に「人」です。
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古事記からの引用

国津神のヰヒカ
そこから進むと、尾が生えた人が
泉から出てきました。
その泉には光がありました。
イワレビコ
その光に「あなたは誰ですか?」と聞きました。
すると
「わたしは国津神です。
名前は井氷鹿(ヰヒカ・イヒカ)といいます」
と答えました。
イヒカは吉野首(ヨシノノオビト)たちの祖先です。

日本書紀からの引用

秋八月甲午朔乙未(三)吉野の先住民
吉野に到着するときに、泉の中から人が出て来ました。その人は光っていて尾がありました。
天皇は聞きました。
「お前は誰だ?」
答えました。
「わたしは国神(クニツカミ)です。
名前を井光(イヒカ)といいます」
この人物が吉野首(ヨシノノオビト)などの始祖です。
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