大倭日子鉏友命（オオヤマトヒコスキトモノミコト）

常根津日子伊呂泥命（トコネツヒコイロネノミコト）
大倭日子鉏友命（オオヤマトヒコスキトモノミコト＝懿徳天皇）
師木津日子命（シキツヒコノミコト）

息石耳命（オキソミミノミコト）
大日本彦耜友天皇（オオヤマトヒコスキトモノスメラミコト＝懿徳天皇）

常津彦某兄（ツネツヒコイロネ）
大日本彦耜友天皇（オオヤマトヒコスキトモノスメラミコト＝懿徳天皇）
磯城津彦命（シキツヒコノミコト）

御真津日子訶恵志泥命（ミマツヒコカエシネ）
多芸志比古命（タギシヒコノミコト）

觀松彦香殖稻天皇（ミマツヒコカエシネノスメラミコト＝孝昭天皇）
異説では武石彦奇友背命（タケシヒコアヤシトモセノミコト）

この天皇は河俣毘売（カハマタビメ）の兄の県主（アガタヌシ）波延（ハエ）の娘の阿久斗比売（アクトヒメ）を娶って産んだ子が常根津日子伊呂泥命（トコネツヒコイロネノミコト）、大倭日子鉏友命（オオヤマトヒコスキトモノミコト）、師木津日子命（シキツヒコノミコト）です。
この天皇の子供たちは合わせて３柱のうち大倭日子鉏友命（オオヤマトヒコスキトモ命＝次の懿徳天皇【イトクテンノウ】）は天下を治めました。

大倭日子鉏友命（オオヤマトヒコスキトモノミコト＝懿徳天皇）は軽（カル）の境丘宮（サカイオカノミヤ）に来て、天下を治めました。
…
懿徳天皇は師木県主（シキノアガタヌシ）の先祖の賦登麻和訶比売命（フトマワカヒメノミコト）…別名、飯日比売命（イヒヒヒメノミコト）を娶って、御真津日子訶恵志泥命（ミマツヒコカエシネ）と多芸志比古命（タギシヒコノミコト）を産みました。

皇后になる以前に二人の皇子が生まれていました。
一人は息石耳命（オキソミミノミコト）です。
もう一人は大日本彦耜友天皇（オオヤマトヒコスキトモノスメラミコト）です。
ある書によると、三人の皇子が生まれました。一人は常津彦某兄（ツネツヒコイロネ）。二人目は大日本彦耜友天皇（オオヤマトヒコスキトモノスメラミコト）。三人目は磯城津彦命（シキツヒコノミコト）です。
即位して１１年の春１月に大日本彦耜友天皇（オオヤマトヒコスキトモノスメラミコト）を立てて、皇太子にしました。

大日本彦耜友天皇（オオヤマトヒコスキトモノスメラミコト＝懿徳天皇）は磯城津彦玉手看天皇（シキツヒコタマテミノスメラミコト＝安寧天皇）の第二子（フタハシラニアタリタマフミコ）です。母（イロハ）は渟名底仲媛命（ヌナソコナカツヒメノミコト）といいます。事代主（コトシロヌシ）の孫の鴨王（カモノキミ）の娘です。
磯城津彦玉手看天皇（＝安寧天皇）の１１年春１月１日に大日本彦耜友天皇（＝懿徳天皇）は皇太子になりました。年齢は１６歳でした。