韓国はなぜTHAAD配備を見直すのか?

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韓国はなぜTHAAD配備を見直すのか?

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韓国はなぜTHAAD配備を見直すのか?

まとめ
●韓国は中国に経済的に依存しているため中国の意向に逆らいたくない。
●そもそも韓国は中国への属国意識が強い。
●韓国は事大主義の国で、強い中国におもねる性質がある。
●韓国人はそもそも北朝鮮からミサイルが飛んでくるとは思っていない。なのでTHAAD配備に必要性を感じていない。

(2017年4月11日記事)
ここではTHAAD配備を嫌がる韓国の文化的側面の話を書いております。世界情勢などは専門ではありませんのでご了承ください。

2016年にアメリカとの間でTHAAD配備を合意したと言うのに、パククネ元大統領の弾劾後、大統領候補者たちはTHAADの見直しに積極的です。日本人からすれば、意味がわからない。何せTHAADはミサイル攻撃の防衛のためのものであって、北朝鮮のミサイル攻撃の的になっている韓国にとってプラスのものです。なぜ、それを見直そうとするのか?
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韓国は中国に経済的に依存している

THAAD配備を中国が嫌っていて、韓国にとって中国は最大の貿易取引国。だからTHAAD配備は見直したい。
THAAD見直しに限らず、韓国が中国寄りになるときには、まずコレが挙げられます。実際、中国はTHAAD配備の報復に韓流切り・韓国商品の締め出し、韓国旅行の制限など、行なっていて、韓国には実害が出ています(9000億円以上とも)。怒らせたら損害がある。よって中国を怒らせてはいけない。怒らせるくらいならTHAAD配備は取りやめよう…ってことですね。単純な話です。

韓国は中国の属国意識が強い

中国に経済的に依存しているってのは、なるほど、と思うのですが、韓国では中国の経済力が弱い時でも反米デモはよくありました。では、現在、反中デモが見られるか、過去においても見られたかと言うと、全くないわけじゃないのですが、どう考えても、反米・反日に比べれば弱い。ほとんど無いと言っていいでしょう。
なぜ韓国は反中では無いか?
韓国は儒教の国で、遡る文化を持っています。韓国の文化は中国から来たものが多く、朝鮮は中国の子供だ!と思っていて、中国の言うことを聞くべきだと言う感覚が根強いです。これも中国の意向を汲んでTHAAD配備を見直す動機です。ただし、これは意識的な問題ではなく、かなり根の深い感覚です。
一方、日本人は儒教の感覚はありますが、影響はわずかで儒教国ではないので、この理屈は一切通じません。
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中国の発展と韓国の事大主義

現在では言われなくなりましたが、中国はいずれはアメリカを超えて世界一の経済大国になる、なんてことが囁かれたことがありました。いずれは中国は世界一になる。となると、「強いものに巻かれる事大主義」の国である韓国としては中国の意向にさからうことは出来ません。

今までアメリカ側にいたのはアメリカが世界一だと思っていたからです。それが中国にいずれ追い越されると思ったら我慢できません。そもそも中国に属国意識があるのですから、属国プラス事大主義で中国に傾くのは国民性の必然です。その上に、民主主義ですから、国民がそう感じていたら政府も抑えられない。
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そもそも北朝鮮からミサイルが飛んでくると思っていない

実は韓国人は北朝鮮からミサイルが飛んでくるとは思っていません。
実際にはヨンピョン島砲撃事件が2010年に起きているようにミサイル攻撃は決して絵空事ではないのですが、彼らは他人事だと思っています。そこには「同胞だから殺しはしないだろう」という、およそ戦時中の国ではありえない考えが韓国では一般的になっているところにあります。

なので、THAAD配備は韓国にとって不要だと思っていて、THAAD配備はアメリカの意向であり、「アメリカの要請に応じてあげた!」という感覚すらあり、THAAD配備の結果、中国からの報復が起きているのはアメリカの責任だと考え、中国に抗議をするのはアメリカの責務だとも思っています。THAAD配備をアメリカの顔を立ててやってる!くらいにしか考えていません。だから見直しに積極的にもなるわけです。
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総括

以上が韓国がTHAAD配備を見直す理由です。

これはあくまで私見ですし、経済や国際情勢は専門ではないので悪しからず。
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