今(2017年4月)、アメリカが北爆を前に考えていること

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今(2017年4月)、アメリカが北爆を前に考えていること

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概要

まとめ
●北朝鮮は儒教国で上下関係を重んじる。
●北朝鮮は中国の部下で中国の命令は聞く、と関係国は思っていたが、北朝鮮はそう考えていない。
●中国は経済開放をして、社会主義を捨てた。純粋は社会主義は北朝鮮であり、中国を見下している。
●北の核問題を解決する能力は中国にない。
●アメリカは北朝鮮に「アメリカが上だ」と思わせないといけない。具体的には譲歩させるということ。
●空爆はそのための脅しではあるが、譲歩がない場合は実際に空爆するはず。

北爆

アメリカが北爆するのではないか?
という噂、というか雰囲気が立ち込めていて、世間は「アメリカは空爆の準備をしているが、実際はしないのではないか?」と考えているようです。そこはちょっと違うと思います。

準備はしても空爆はしない、ってことは脅しって意味ですよね。では脅しが効かなかった場合、アメリカは空爆しないのか? というと、私は「空爆する」と思います。それはトランプだからどうこうではなく、単に北朝鮮問題を解決するということはそういうことだからです。
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北朝鮮と儒教

北朝鮮は儒教の国です。
儒教では上下関係が重んじられます。儒教では自分より上の人間には従順で、下の人間には横柄に振舞います。これは政府であっても同じで、上だと思っている国のいうことを聞きますが、下だと考えるとダメ。

この考えから、長いこと関係各国は北朝鮮は中国を「上」に見ていて、北朝鮮は中国の命令には応じると考えていました。中国もそのつもりでした。だから北朝鮮とアメリカの交渉に中国も入れて六カ国協議を行って来ました。しかし、北朝鮮は中国の要望・命令などをほぼ聞かなくなりました。これに関して金正恩の暴走と見る人が多いですが、実は以前から北朝鮮は中国を若干バカにしていました。きっかけは「中国の経済開放」です(つまり金正日の世代からってこと)。

経済開放する、ということは資本主義に屈したということです。共産主義という理想から離れて、中国は資本主義に敗北したのです。それに比べて北朝鮮はどうでしょうか。今だに社会主義を貫いています。北朝鮮は理想的な国家であり、純粋な社会主義で「中国よりも優れた国である」という感覚を持っています。

そんなわけない?と思う人もいるでしょう。だって北朝鮮は経済もダメ、農業も飢餓が起きるほど。唯一のすごいところは核開発って歪んだ国家じゃないかと。それでどうして中国に優越感を感じられるのか?と。
いやいや、同胞の韓国を見れば分かるでしょう。韓国は朴槿恵の告げ口外交、慰安婦問題で日本と関係がこじれた。取引先である日本と揉めても損なのにです。彼らは国民性として「利益より理念や理想を優先する性質」があるんです。ある意味では朝鮮人は真面目なんです。

経済や農業という実益ではなく「理想」が優先される社会では、経済・農業より「社会主義体制を維持していること」が上下の物差しになります。だから彼らには中国が「下」に見えるのです。
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北朝鮮問題の解決とは格付けをはっきりさせること

中国に解決能力がない
なので、北朝鮮は自分たちより「下」の中国の言うことを聞かず、中国にはもはや核問題を解決する能力はありません。となればアメリカがどうにかするしかありません。

北朝鮮が「アメリカには敵わない。アメリカが上だ」と考えるまで徹底的にやらないと、この問題は解決しません。その方法が爆撃です。理想としては爆撃する前に金正恩が「アメリカが上だ」と譲歩することなんです。そのために、外堀をガッチリ埋めているのが現在(2017年4月14日)です。

私は空爆をするかしないか、ではなく、空爆は確実に選択肢にあり、北朝鮮の譲歩がなければ空爆はある、と考えています。北朝鮮が譲歩するどうかです…つまり核を放棄するか・体制の崩壊か・亡命か…別の選択肢か…です。それらがなければ実際に空爆し、上下関係をはっきりさせるはずです。それがこの問題の唯一の解決方法だからです。
参考
儒教国に対しては譲歩すると問題は確実にこじれる…という話を書いてます。
北朝鮮との拉致被害者交渉では譲歩すれば長引く
A級戦犯の分祀は問題がこじれるだけ
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