北朝鮮の爆撃と人権について(アメリカと北朝鮮の文化差異)

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北朝鮮の爆撃と人権について(アメリカと北朝鮮の文化差異)

投稿日時:2017-04-29 20:21:05
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概要

まとめ
●アメリカは神の国。神が社会の基盤になっている。
●人間は神が作った。だから神が作った人を傷つけることは神を冒涜することになる。これが人権。
●アメリカが戦争で人を殺せば「人権問題」は必ず浮上する。
●戦争によるメリットと人権が綱引きをしている。人権が戦争を抑制している。
●種本主義も戦争を抑制している。自分にも損失のある相手とは戦争したくない。
●アメリカには戦争を抑制するロジックがあるが、北朝鮮にはない。
●北朝鮮を放置し、核開発を黙って見ることはアメリカ国民の人権侵害を黙認するに等しい。なんのための軍隊か分からない。アメリカは北朝鮮を放置できない。
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アメリカは神の国

アメリカは神の国です。
神ってのは世界を作った「創造神(クリエーター)」のことです。神は世界だけでなく人間を作ったことになっていて、神が作った人間を傷つけるってことは許されない。その人間が生まれながらに持っているものが「人権」です。人権ってのは神が人間を作ったというキリスト教の世界観が基盤になっているわけです。人を傷つけるということは神への冒涜なのです。

だから人権を侵害することは神に背くことになる「不道徳」なことです。アメリカのみならず欧米が北朝鮮の「人権侵害」に関して否定的になるのはそういう背景があります。
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アメリカにとって北の放置はアメリカ国民の人権の侵害

で、アメリカは北朝鮮を爆撃しようとしていますが、別に北朝鮮の人たちも韓国の人たちも、もちろん日本人も「死んで欲しい」とは思っていません。できるだけ死なない方法をとりたいと思っています。それはすべての人間が「神によって作られた」からです。しかし、それでも北朝鮮を爆撃するかもしれない!ってことになっているのは、アメリカ国民の生存権(=人権)を北朝鮮(というか金正恩)がICBMで脅かしているからです。

北朝鮮を放置するということは、北朝鮮の核開発・ミサイル開発を黙認するに等しい。その結果、アメリカ国民が危険にさらされるということは、アメリカ政府がアメリカ国民の人権侵害を黙認したということに等しい。こんなことを認めるわけがない。
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北朝鮮は特殊な国

では、北朝鮮は核ミサイルを撃てるのか?
という問題になります。ミサイルを持っていても撃たないならば、問題ないでしょう。日本人は「だったらいいなぁ」と思う。でもそれは違います。北朝鮮はマレーシアで起きた金正男暗殺事件の中でマレーシア人を国外退去禁止にして「人質」にした。そしてマレーシアに譲歩を迫り、実際に譲歩させた。普通の国ならしない。なぜなら、そんなことをすればマレーシア人は北朝鮮に関わらなくなり、北朝鮮との取引したくなくなる。そんな強硬外交をすれば経済的な損失は大きい、世界中の信頼を失う。だからそんな強硬外交はしない…と普通の国は考える。
でも北朝鮮ならできる。
北朝鮮は独裁国家(民主主義ではないって意味)で、資本主義ではないから。
経済的損失も世論も無視して施策ができる。


北朝鮮は核を撃たないという根拠のない楽観的見解
北朝鮮は核ミサイルを撃たない、というのは勘違いです。
それは認知バイアスです。
北朝鮮は核ミサイルを撃つ、少なくとも関係各国に「撃つ」と思われているからこそ、核ミサイルというカードは成立するんです。撃たない核なんて持っていても意味はない。それにハッキリ言って、北朝鮮には核ミサイルを撃たない「文化的ロジック」がないんです。
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アメリカを抑圧するもの、北朝鮮を抑圧するもの

アメリカの場合は「資本主義」「人権」「民主主義」が自身の戦争を抑制する。相手が損をすれば自分も大損するような相手と戦争はしませんし、むやみやたらと人が死ねばその時は良くても、後々、批判にされされます。そうすれば民主主義であるアメリカでは選挙に負けます。結局、中東でアメリカが暴れるのは、資本主義的な繋がりが薄いのと、中東に石油があるのと、宗教が違うってのが大きいのです。それでも、人が死ねば批判される。問題はくすぶり続ける。あなたが納得するかはともかく、アメリカにはどこかでアメリカを抑圧するロジックがあるんです(完全に抑圧できるという意味ではない)。

北朝鮮には抑圧するロジックがない
北朝鮮にはこのロジックが一切ない。
北朝鮮には文化的に核を撃たないロジックがないんですよ。
北朝鮮を中国が交渉で核放棄かクーデターで政権交代させるかしなければ、爆撃は現実的手段としてある。それはまだ変わりません。
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