大坂神(オオサカ)

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大坂神

投稿日時:2017-04-29 23:13:35
漢字・読みオオサカ
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大坂神(オオサカ)

大坂神(オオサカ)は古事記・日本書紀に登場する神の名前。
現在の大坂山口神社(奈良県香芝市逢坂)に祀られていた、と言われています(現在は大坂神ではなくて大山祇命・須佐之男命・神大市比売命)。古事記・日本書紀で一緒に登場する墨坂神墨坂神社(奈良県宇陀市榛原萩原)に祀られています(こちらは現在でも墨坂神が祀られている)。
墨坂神
ところで大坂と対になってる墨坂が神武東征のところで、墨坂の地名の由来について書いてありまして、それが「坂に焃炭(オコシズミ=炭火)を置いたから」とあります。まぁ、本当かどうか分かりませんが。一方、同じところに「大坂」についての記述はなく、そこには「男坂」と「女坂」の由来があります。日本書紀には、男軍が駐留したから男坂で女軍が駐留したから女坂何ですが、現在「男坂・女坂」というとそれは「急な坂(男坂)・緩い坂(女坂)」という意味です。

私としては「大坂」も「男坂」も漠然とした「急な坂」という意味で、本来は特定の土地を指した言葉ではないのだと思います。よって、「大坂」と呼ばれる土地は色々あったのでしょう。

ちなみに男坂は現在、宇陀市と桜井氏の間の半坂峠ではないかと言われています。半坂峠と大坂山口神社(奈良県香芝市逢坂)はかなり離れています。
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古事記からの引用

大物主神の祟りは収まる
すぐに意富多々泥古命(オオタタネコ)を神主として、三輪山にオオミワ大神を奉りました。
また伊迦賀色許男命(イカガシコオ命)に命令して、お皿を作り、天津神国津神の神社に収めました。
また宇陀の墨坂神(スミサカノカミ)に赤い盾と矛を収めました。
また大坂神(オオサカ)に黒い盾と矛を収めました。
また坂の神や河の瀬の神にいたるまで、全てお供えをして祭りました。
これですっかりと疫病は無くなり、国は平和になりました。

日本書紀からの引用

崇神天皇(十)墨坂神と大坂神(日本書紀)
崇神天皇即位9年春3月15日。崇神天皇の夢に神人(カミ)が現れて教えてくれました。
「赤盾(アカタテ)8枚。赤矛(アカホコ)8竿で墨坂神(スミサカノカミ=大和国宇陀郡宇太水分神社=奈良県宇陀郡蓁原町下井足?)に祀れ。また、黒盾(クロタテ)8枚、黒矛(クロホコ)8竿を大坂神(オオサカノカミ=大坂山口神社=奈良県北葛城郡香芝町穴虫)に祀れ」
といいました。
4月16日。夢での教えの通りに、墨坂神と大坂神を祀りました。
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