中国もアメリカも朝鮮半島にうんざりしている…北朝鮮問題ではなく朝鮮半島問題

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中国もアメリカも朝鮮半島にうんざりしている…北朝鮮問題ではなく朝鮮半島問題

投稿日時:2017-05-06 12:50:02
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概要

まとめ
●中国は北朝鮮をコントロールできていない。
●儒教では親分が子分を律するのが道徳。北朝鮮の横暴を中国が止められないのは、中国の面子が潰れる。面子が潰れれば他の子分に示しがつかないばかりか、中国共産党の権力が揺らぐ。
●中国にとって北朝鮮は厄介者。
●アメリカも韓国に手を焼いている。
●リーマンショック、中国の戦勝式典に参加、日韓合意の不履行など。
●アメリカにとって韓国は厄介者。
●北朝鮮問題ではなく「朝鮮半島問題」。

中国にとって北朝鮮は厄介者

中国と北朝鮮は文化的に近い。一緒ではないが、儒教という共有する感覚がある。上下関係を重んじる儒教では中国(親分)は北朝鮮(子分)を律しないといけない。上下関係をきっちりすることが社会を安定させるというのが儒教の考えだからです。ところが、中国は北朝鮮をコントロールできていないし、すでに実質諦めている。中国が「子分」である北朝鮮のコントロールを諦めるというのは、実は認めがたいもののハズなのだが、それでも認めた。

北朝鮮が中国の言うことを聞かないというのは、一言で言えば北朝鮮が中国を「バカにしている」から。おそらく中国が資本主義に傾倒したことを見下し、北朝鮮こそが本当の共産主義を実現し、今や核ミサイルを保持して大国と対等になった!くらいに考えている。
中国は儒教国なのだから、本来は子分にはお灸をすえなくちゃいけない。
彼らにとっては下のものは暴力を使っても言い聞かせることが「道徳」としてあるから、間違ったことではありません。むしろ子分の北朝鮮がいうことを聞かないとなると他の子分にも示しがつかない。本来ならばガツンとやらなくちゃいけない。ところが諸事情があって制裁が機能していない。これは中国国内の統制にも関わる問題です。中国共産党の権力が揺らぐ。中国にとって北朝鮮はかなり厄介者なのです。
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アメリカにとって韓国は厄介者

アメリカにとっても韓国はすっかり厄介者。
アメリカの制止を振り切って中国の戦勝式典に参加したり、為替相場を操作したり、アメリカが仲介した日韓合意を遵守しなかったり、面子を潰すばかりか損失を与えてもいる。
●他にもリーマンショックは韓国が引き金です。

アメリカにとって韓国は共産主義を食い止める防波堤だった。もしも韓国が落ち、日本が落ちれば、中国とアメリカは太平洋を挟んでいるとは言え、直に接することになる。そうならばお互いに戦費はかさみ、いいことはない。だから朝鮮半島は分断されている。緩衝地帯として存在している。38度戦は計算と妥協の産物です。ところが経済発展した韓国が、北朝鮮に援助して核開発を実質助けた。なのにそこを問題視しておらず、保守の朴槿恵を弾劾し、左派のムンジェインが次期大統領になる。アメリカにしてみれば、韓国は何がしたいのか分からない。いや、アメリカの敵のような振る舞いなんですよね。

中国とアメリカが近づいて、共同で「北朝鮮」に取り組んでいますが、本質は北朝鮮問題ではなく「朝鮮半島問題」であり、問題は南北の両方にある、というのが私の意見です。
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