米韓FTAに見るアメリカと韓国の文化の差

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米韓FTAに見るアメリカと韓国の文化の差

投稿日時:2017-05-07 11:59:50
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概要

まとめ
●トランプ政権が米韓FTAを見直し(破棄)しようとしている。
●韓国が為替操作をして、アメリカから利益を吸い上げた。
●米韓FTAの失敗がTPP脱退の理由とも言われる。
●韓国が為替操作をするのは韓国が儒教国で、法や条約やルールを守らなくてもいいと考えているから。
●アメリカと韓国の間には大きな文化差がある。

米韓FTAがTPPを壊したとも

米韓FTAの見直し、というか破棄をアメリカは検討しています。これは決してぶっ飛んだ話ではなく、TPPを止めるんですからトランプが破棄するのは当然の話。というかTPPを破棄する原因となったのが米韓FTAだろうとも。

FTAは関税を無しにして自由に貿易をするよという約束です。この米韓FTAで韓国は対米貿易黒字を増やした。つまりアメリカは韓国に利益を吸い上げられた。アメリカとしては予定になかったことです。なぜそんなことが起きたのかというと、韓国が為替相場を操作する国だったからです。
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FTAの意味

韓国が安い労働力を背景に商品を安価に製造し、アメリカに輸出する。それで利益を得る。となると、韓国の評価が高まって、普通はウォン高になる。日本なんて1ドル360円って時代から経済成長をして1ドル70円あたりまで円高になったから、この流れは分かりますよね。ウォン高になると労働力は安価でなくなり、商品は安価ではなく高性能で勝負しないといけなくなる。その代わり、ウォン高になるってことは輸入商品の価格が安くなるわけです。するとアメリカからの輸入が増える。この流れを促進するための関税撤廃です。FTAにはそういう計算があった。

つまりFTAは為替が動くことでバランスをとるからこそ成立する話です。なのに韓国は思い切り為替相場を操作してウォン高にならないようにした。これではアメリカに関税がかからなくなってなおのこと安くなった韓国の工業製品が流れ込んできて、アメリカが得るはずだった利益が韓国に流れ、アメリカの工業の労働者が減少、失業率が上がってしまいます。さらにアメリカの輸出は増えない。アメリカとしては為替介入は為替の不均衡を是正するために一時的にすることであって、日常的に手をつけることではない。韓国の為替操作はFTAを前提を壊すことなんです。
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なぜ韓国は為替操作をするのか

韓国は儒教の国で、儒教の国というのはルールや法律や合意や条約といったものは守りません。正確には「必ずしも守らなくていい」と思っています。為替操作をしたからといって、そこに罪悪感があるわけじゃないんです。なぜなら守らなくてもいいと全員が思っているから。ルールを破って申し訳ない…ではなく、「なぜ、為替操作をやってはいけないのか」くらいの感覚です。なんなら「あいつらだってやってるじゃないか!」ってことになるんです。問題は公平な貿易を壊すレベルの為替操作をしていることなんですが、そもそも儒教には神がいませんからアメリカの「公平な神の感覚」というのは伝わらないんですよね。

アメリカから見ると、約束したことの大前提をひっくり返したのだから、米韓FTAを継続するのはアメリカ政府がアメリカ国民を裏切っているのと同じです。温和なオバマ政権ですら為替操作を理由に韓国を批判していましたから、トランプになれば見直すか破棄は当たり前です。じゃあ、韓国にきつく言って為替操作を禁止し、FTAを継続させるか? それは厳しい。だって韓国はアメリカの制止を聞かず中国の戦勝式典に行ったり、アメリカが仲介した日韓合意を守っていない。対北朝鮮と一緒で、儒教国との約束は空手形もいいとこなのです。
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