あやつこ

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あやつこ

投稿日時:2017-05-26 11:44:48
漢字・読み綾つ子
別名ヤスコ・ヤッコ
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あやつこ(綾つ子)

関西・東海・東北などの風習。
生まれたばかりの子供が初めて外出するときに、額に「×」「大」「犬」「ゝ」などの印をつけること。「犬」は少数派。魔除け。現代では「宮参り」をするが、その代わりでもあるらしい。印は「鍋のすす」でする場合もある。男の子は黒、女の子は朱の印ということも。ヤスコとも言う。
康和(こうわ)年間(1099~1104)の公家の日記に「あやつこ」の風習の記述があるので歴史はそれ以前からある。
荒神谷遺跡から発見された銅剣や銅鐸にも「×」の字が見られる。同様の意味ではないかと思われます。
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解説

印の意味
印をつけるのは魔除けでもありますが、同時に神の「領域」という意味がある。鍋のすすで印をつけるのは、子供が神のものであるという意味。鍋のススをつけるのは竈の神…「荒神」のものって意味です。神のものである以上、神は子供を守るはずです。宮参りも「宮に参ったってことは、その子供は神のもの。だから神は子供を守る」ってことです。「神様、子供をお願いしますねー」って意味です。
荒神谷遺跡
荒神谷遺跡の「銅剣・銅鐸」に「×」の印が見られることから、「銅剣・銅鐸」は失敗作だった!という説もあるんですが、あやつこの意味を考えると、銅剣・銅鐸は何かしらの神の庇護を受けた宗教的な存在だったと考えるべきだと思います。
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