北朝鮮は末期の赤軍・オウム真理教状態なのではないか?

MENU
TOP>死ぬほどスッキリする韓国ニュース解説(連載)>北朝鮮は末期の赤軍・オウム真理教状態なのではないか?
スポンサードリンク

北朝鮮は末期の赤軍・オウム真理教状態なのではないか?

投稿日時:2017-06-23 15:34:25
TWEET Facebook はてブ Google+ Pocket

概要

まとめ
●北朝鮮に拘束されていたアメリカ人学生が解放されたが、帰国後死亡。解放時にはすでに脳の損傷が激しく言葉も話せない状態だった。
●北朝鮮がアメリカ人学生をスパイと疑って拷問することは分かる。善悪の問題ではなく、そうするのはある程度仕方がない。しかし、彼をこのタイミングで解放してアメリカの世論を悪化させるのは賢明ではない。
●北朝鮮では末期のオウム真理教や赤軍のような、組織の先鋭化が進んで、弱気な意見を述べることが出来なくなっているのではないか?
スポンサードリンク

北朝鮮解放の米国人学生が死亡

北朝鮮解放の米国人学生が死亡 意識不明で帰国
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM20H1J_Q7A620C1EAF000/ 

北朝鮮に観光で行っていたアメリカ人学生がポスターを剥がそうとしたとして、拘束され、その後、口もきけない状態でアメリカに帰国。その後、死亡しました。北朝鮮にはまだ拘束されているアメリカ人が複数いて、彼らの命が危ない、となれば、プライベートライアンよろしく、北朝鮮の爆撃の大義名分を得たと考えても差し支えない状態。

北朝鮮からしてみれば、学生はスパイの可能性もあり、彼を拘束するのも分かるし、拷問して殺してしまうことも分かる。是非・善悪の問題ではなく、そう「北朝鮮が考える」のは分かる。でも、このタイミングでアメリカに送り返す意味が分からない。いま、アメリカに送り返せば大義名分を与えることは少し考えれば分かる。情報を伏せて、後々に送り返せばいいじゃないか。それでも、そんなこと(死にかけの学生を送り返してアメリカ世論を悪化させること)をする北朝鮮はどういう状態か??
スポンサードリンク

閉鎖的集団は先鋭化し暴走する

個人的な考えですが。

オウム真理教は最初からテロ集団ではなかった。それが徐々に狂気に蝕まれていったのは「主導権争い」があったと思います。誰が偉いのか。誰がこの集団の主導権を握るのか。主導権を握る要因…物差しとは何か。その要因・物差しが「先鋭化」だった。先鋭化・過激化・極端化・潔癖化することで、集団の主導権を握れる…そういう流れが一旦できると、集団はそちらに一気に流れる。特に閉鎖的な集団では顕著になる。正義のため、教団のための…そういう大義名分があり……サリンがあり、拉致、殺人があり、どんどん過激化して行く。本来はそんな人たちではなかったのに。これは不良の集団や、イジメでもあります。より酷いことを考える人間が集団を引っ張るようになる。となれば、過激な意見が王道となり、平和的な意見は断罪される。赤軍の総括もそういう流れでした。
スポンサードリンク

北朝鮮も末期オウム真理教状態ではないか?

北朝鮮は韓国と同様に道徳至上主義です。道徳といっても、例えば米軍に弱い姿勢であることが「不道徳」と考えるようになると、誰もが集団の中で断罪されるのが怖くて、より過激な意見を述べるようになる。
ミサイル・核の開発・実験を中止してはどうか?などという弱気な提言をすれば、立場が危うい。となれば、強行せざるを得ない。延期するという意見も許されない。そんな人は不道徳であると弾かれる。そういう状態になると、権力者である金正恩自身が、このままではマズイと考えるようになったとしてもブレーキが効かない。金正恩自身も気弱な意見を述べれば、立場が危うくなるのだから。それはつまり、金正恩の政権基盤が脆弱であるということです。脆弱だから、先鋭化していく。していかざるを得ない。

素直に考えればアメリカ人学生は、今、送還するべきではない。しかし、そんな気弱なことを提言することすら出来ない…客観的な意見を述べることが出来ない状態なのではないか?と思います。

あくまで可能性ですが、そういう状態である可能性はあると思いますね。
Pre<<<  >>>Next 
スポンサードリンク

SNSボタン

TWEET Facebook はてブ Google+ Pocket

ページ一覧

スポンサードリンク

管理人リンク

編集