市師池(イチシノイケ)

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市師池

投稿日時:2017-07-01 00:25:40
漢字・読みイチシノイケ
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市師池(イチシノイケ)

市師池(イチシノイケ)は古事記に登場する池の名前。
日本書紀には対応する名前はない。
「大和の市師池」と記述があるので大和の何処かだろうと思われます。

垂仁天皇(11代)と沙本毘売(サホビメ)の子供の品牟都和気命(ホムツワケ)がこの「市師池」や軽池(カルノイケ)に小舟を浮かべて遊んでいたとある。そして品牟都和気命(ホムツワケ)は口がきけな買った。
これは決して子供が池に船を浮かべて遊んでいたってことじゃないでしょう。そういう暖かな光景ではなく、宗教的な意味があった。また、品牟都和気命が口をきけなかったことにも宗教的な意味があった。どうやら「口がきけない」→「口がきけるようになる」という過程が、神としての目覚めか、神官としての出世か、そういった意味があった。

池に浮かべた小舟は「二股の杉」で出来ていた。二股の杉は「連理の木」で強い霊威のあるものだと古代では考えられていた。その連理の木で作った船を池に浮かべる。市師池も信仰の対象だったか、儀式の場所だったのではないでしょうか。
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古事記からの引用

ホムチワケ御子は言葉を発さなかった
ホムチワケ御子は、尾張の相津の二股に分かれた杉で作った二股の小船を大和の市師池(イチシノイケ)や軽池(カルノイケ)に浮かべて、遊んでいました。
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