正妻への別れ歌

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正妻スセリヒメへの別れ歌

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原文

ぬばたまの 黒く御衣を まつぶさに 取り装ひ 沖つ鳥 胸見る時 はたたぎも これは適さず 辺つ波 そに脱き棄て そに鳥の 青き御衣を まつぶさに 取り装ひ 沖つ鳥 胸見る時 はたたぎも 此適はず 辺つ波 そに脱き棄て 山県に 蒔きし あたね舂き 染木が汁に 染め衣を まつぶさに 取り装ひ 沖つ鳥 胸見る時 はたたぎも 此し宜し いとこやの 妹の命 群鳥の 我が群れ往なば 泣かじとは 引け鳥の 我が引け往なば 泣かじとは 汝は言ふとも 山処の 一本薄 項傾し 汝が泣かさまく 朝雨の 霧に立たむぞ 若草の 妻の命 事の 語言も 是をば
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現代語訳

黒い衣装をキッチリと着て、沖の水鳥のように首を曲げてて胸元を見て、袖を鳥が羽ばたきするように上げ下げしてみる。これは似合わない。

波が引くように、衣装を後ろに脱ぎ捨て、カワセミのように青い衣装をキッチリと着て、沖の水鳥のように首を曲げてて胸元を見て、袖を鳥が羽ばたきするように上げ下げしてみる。これも似合わない。

波が引くように、衣装を後ろに脱ぎ捨て、畑で育てた蓼(タデ)の藍色で染めた衣装をキッチリと着て、沖の水鳥のように首を曲げてて胸元を見て、袖を鳥が羽ばたきするように上げ下げしてみる。
これはよく似合う!

愛する妻(スセリヒメ)よ。
私が立ち去って、群れる鳥のように従者が後を追って立ち去ったら、あなたは泣くまいと言っても、山のススキのようにうな垂れて、泣いてしまうだろう。

そのあなたの悲しみは、朝の雨の霧のように立ち込めるだろう。

――これを語りごととしてお伝えします。
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解説

なんか文章が長い気がしますが、反復している部分が多いので、内容は薄いです。ようは、「出雲から大和に旅に出るために、どの服を着ようかと迷って、藍色の服がやっぱり似合うなぁ、これから出て行くけど、お前は泣いちゃうんだろうね」くらいの意味合いです。比喩表現を絡めすぎて、分かりにくいし、当時の状況もうかがい知れない。
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