サルタヒコが溺れる

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サルタヒコが溺れる

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原文

故、其の猿田毘古神、阿邪訶に坐す時、漁為て、比良夫貝に其の手を咋ひ合さえて、海塩に沈み溺れたまひき。故、其の底に沈み居たまひし時の名を、底度久御魂と謂ひ、其の海水の都夫多都時の名を、都夫多都御魂と謂ひ、其の阿和佐久時の名を、阿和佐久御魂と謂ふ。

現代語訳

猿田毘古神(サルタヒコノカミ)が阿邪訶(アザカ)にいるとき、漁をしていました。すると比良夫貝(ヒラブガイ)に手を食われて挟まれて、海に沈んで溺れてしまいました。

海の底にいたときの名は底度久御魂(ソコドクミタマ)。
海の水が泡になったときの名は都夫多都時(ツブタツミタマ)。
その泡がはじけるときの名は阿和佐久御魂(アワサクミタマ)といいます。
日本書紀の対応箇所
なし。
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解説

神や人が貝に手を挟まれるお話は、民間伝承で各地に残っています。これが元となってサルタヒコの三段階の名前が出来たと思われます。

しかし、どうして海にまつわる名前や神は三つなんでしょうか??どうやらオリオン座の腰の三連星(シリウス・ベテルギウス・リゲル)からではないかと言われています。この三つの目立つ輝く星の位置と角度を基準にして船の航路・方向を決めたからです。
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