出産の誓約

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出産の誓約

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現代語訳

木花佐久夜毘売(コノハナサクヤヒメ)が答えました。

「わたしが妊娠した子が
もし国津神の子供ならば、
無事に生まれないでしょう。

もし天津神の皇子ならば、
無事に生まれるでしょう」

と、すぐに戸無き八尋殿(窓が無い宮殿)を建てて、その中に入り
土で入り口を塗り塞ぎました。

出産のときなると、その宮殿に火をつけて産みました。
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解説

吾が妊みし子…以下は誓約
スサノオアマテラスが行った誓約では神々が生まれました。ここでも結局は神が生まれます。そもそも誓約というのは裁判のようなギャンブルみたいなもの。宣言したとおりになったら、勝ったり、負けたりして、それが正義となります。
結論から言うとサクヤヒメの勝利なんですが
窓の無い小屋と訳しましたが、これはちょっと誇張です。小屋と書きましたが「八尋殿」の「八尋」は細かく言うと「15m」ですが、8という数字は「多いという意味の聖数字」ですから、実質的にはもっと大きいと考えてください。つまり、小屋というには相当広いです。

入り口を塞いで火を放って出産。普通なら丸焼けです。でもこの後、見事に出産してしまいます。恐るべし女の情念。この時代において「女」の力を表現しているとも言われます。ですが、神話の中の女性で「強い」話は多いので、これを持って「古代日本の女は強い」と考えるのは早いかも。
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原文

爾に答へ白しけらく、「吾が妊みし子、若し国つ神の子ならば、産むこと幸からじ。若し天つ神の御子ならば、幸からむ。」とまをして、即ち戸無き八尋殿を作りて、其の殿の内に入り、土を以ちて塗り塞ぎて、産む時に方りて、火を其の殿に著けて産みき。
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