火の三兄弟

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原文

故、其の火の盛りに燃る時に生める子の名は、火照命。此は隼人阿多君の祖。次に生める子の名は、火須勢理命。次に生める子の御名は、火遠理命。亦の名は天津日高日子穂穂手見命。

現代語訳

火が燃え盛るときに産んだ子が
火照命(ホデリ命)。
火照命(ホデリ命)は隼人阿多君の祖神です。

次に産んだ子が
火須勢理命(ホスセリ命)。

次に産んだ子の名前は
火遠理命(ホオリ命)。
別名は天津日高日子穂穂手見命(アマツヒコヒコホホデミ命)。

解説

隼人阿多
隼人阿多は現在の鹿児島県あたり。古代にここらへんに隼人と呼ばれる氏族がいました。氏族というか部族というか。これは九州南部の隼人が大和朝廷にとって気を使う相手だった、ということではないか、というのが一般的な見解です。

カムアタツヒメ(=コノハナサクヤヒメ)も隼人阿多の女神、そしてこのホデリ命も同様に隼人阿多の祖神。

ところで「火」に関わる名前がついていますが、「ホ」は「穂」であるので、元々は太陽の日(火)→稲の穂とつながり、結局は穀物に関する神とも言われます。
●東南アジアには出産時に妊婦の周囲で火を焚くという習慣があります。これが反映されたとも言われます。


ホデリ・ホスセリ・ホオリは炎の順番
ホデリは炎の燃え始め。ホスセリは勢い良く燃える様子。このスセリは大国主の妻で、スサノオの娘でもある須勢理毘売命の「スセリ」と同義でしょう。というか「スサ」には「荒い」という意味があります。ホオリは火が消えていく様子。これを「稲穂」に見立てるのは、のちの見方で、もともとは炎を神格化したものでしょう。というのも、炎が消えるというのは古代の人にとって命に関わることで、炎の管理は大事なことだったはずです。だから炎が立ち上がり、徐々に消えていく様子を神話の中で取り上げたのではないか?と思います。
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