鵜萱の産屋を建てていると陣痛が

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鵜萱の産屋を建てていると陣痛が

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原文

爾に即ち其の海辺の波限に鵜の羽を葺草に為て、産殿を造りき。是に其の産殿、未だ葺き合へぬに、御腹の急しさに忍びず。故、産殿に入り坐しき。

現代語訳

すぐに海辺の渚に鵜(ウ)の羽を屋根の葺草(フキクサ)代わりにして、産屋(ウブヤ)を作りました。

その産屋の屋根が出来上がる前に、豊玉毘売命(トヨタマヒメ命)はお腹が痛くなり、耐え切れず、産屋に入りました。

解説

鵜は「鵜飼」などの「ウ」です。鳥の種類ですね。この鳥の羽を使って屋根を葺いた小屋を建てて、そこで出産するわけです。もうすでに(多分)お腹が相当に大きいのに、鳥の羽でチマチマと屋根を葺いていたら、そりゃあ、陣痛だって始まりましょうて。

産屋について
女性が出産するための小屋のことを産屋といいます。小さな小屋を建てて、そこで出産、終わったら壊したり、火で燃やしてしまったようです。
これは出産の血がケガレだと考えているためとされます。出産だけでなく月経の血もそうです。安芸の宮島(厳島神社)は島全体が神聖な信仰対象でした。ここでは島に傷つけてはいけないとされ、鍬を土に突き立てることも禁止、つまり農業が禁止されていました。他にも血で穢れることも禁じられていて、出産は島から出て本土で行います。また月経の際は島内にあった小屋で過ごさなくてはいけませんでした。
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