常世の国

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常世の国

漢字・読みトコヨノクニ
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概要

常世の国は、海の向こうにあるとされる異界のこと。
高天原が天にあり、地上の下に黄泉の国(死者の国)があるという三相構造の世界観とは別に、海の向こうに神や死者の国があるという世界観があります。
複数の世界観の構造
日本の神話には東南アジアと似たものが見られます。例えば動物がワニの背を飛び越えて行く「因幡の白兎」、例えば「コノハナサクヤヒメとイワナガヒメ」のバナナ型神話オオゲツヒメのおもてなしハイヌウェレ型神話、これらの物語が東南アジアの神話に似ている、もしくはほとんど同一です。
日本の文化的源流は東南アジア
日本神話をざっとみると「思想」は中国の影響が見て取れます。古事記が日本最古の書物で、それ以前の日本の様子は中国の史書から知れるのみ。
しかし、当時の日本には文明が無かったというわけではなく、少なくとも「漢委奴国王印」を受ける国家があったのことはハッキリしているのです。金印を受けるには中国から「国」と認められる必要があり、単に中国の一方的な見解だけでなく、双方の意思疎通が必要です。それなりの文明があったのは間違いないです。
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物語・由来

スクナヒコナ
常世の国からやってきて、オオクニヌシの国づくりを手伝った後は、やはり常世の国へと帰って行きました。
オモイカネ
オモイカネタカミムスビの子とされるのですが、ニニギの天孫降臨の際に「常世思兼神」と書かれているところを見るとどうやら「常世」出身の様子。文章からハッキリとはしませんが、アメノタヂカラオ神、アメノイワトワケ神も常世の国出身かもしれません。
参考:三種の神器と神々をさらに追加
ミケヌ命
ミケヌ命はカムヤマトイワレビコ…つまり神武天皇の兄弟にあたる神です。古事記内では生まれて、海を渡って「常世」に行ったとしか書かれていません。穀物神です。
参考:ウガヤフキアエズの子供達
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神社や関連する土地

常世の国の思想の影響
日本神話で問題となるのが、何度も繰り返される東征です。なぜいつも九州に降臨し、畿内へと向かうのか??
これをもって「九州に邪馬台国があった」というのはちょっと早計。毎回九州から畿内へと天皇が移動するのは、常世の国の思想が影響している可能性があるからです。
畿内から見れば九州は常世の国
ヤマトという言葉は本来、機内の地域を示す言葉であって、それが日本全体を表すのは後々の話です。物語をもっと狭い目線で見ると、別の見方が出てきます。

畿内へと海を越えてやってくる神――皇子は常世の国からやってきたことになるのです。常世は神の国で異世界。そこから海を越えてやってくること、そのものが「王」にふさわしい要素なのです。

その常世の国が畿内から見れば、大抵は九州にになる(もしくは九州の方角になる)、というだけのことです。つまり著者は畿内の立場で書いているのですが、物語の視点が皇子側であるために、ややこしく見えるだけ――かもしれないのです。
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