ホムチワケ御子の祟りは出雲の大神の御心

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ホムチワケ御子の祟りは出雲の大神の御心

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現代文訳

垂仁天皇が寝ていると、夢に神託がありました。

「わたしの宮を天皇の住居と同じように、綺麗に立て直せば、ホムチワケ御子は必ず言葉を離せるようになるだろう」

目を覚ました垂仁天皇は、占いをして、どの神のお告げなのかを調べると、それは出雲の大神でした。

そこでホムチワケ御子を出雲の大神の宮へと参拝させることにしました。参拝するとなると、誰をホムチワケ御子に同行させるかということになり、それを曙立王(アケタツノミコ)が占って調べました。
日本書紀の対応箇所
なし
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解説

天皇は夢に神を見る
天皇は神に近い存在なので、眠っていると自然と神託が降りる…ような気がしますが、天皇は神ではなく神官が権力を持ったもの、と思われます。日本では祭っていた側が祭られる側になることはよくあります。
神託は誰??
神託はあるが、それがどの神からの言葉なのかは分からない。こういうことは日本神話には見られます。仲哀天皇のときもそうでした。
曙立王(アケタツノミコ)
アケタツ王は開化天皇の孫でヒコイマス王の子供です。垂仁天皇から見るとイトコです。
参考:日子坐王の子孫
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個人的コラム

オオモノヌシオオクニヌシ
出雲の大神とはオオクニヌシのことでしょう。祟神天皇の頃にはオオクニヌシと同一神とされるオオモノヌシが疫病を起こして国民が全滅しかけるという大事態を引き起こします。
神と鬼と出雲の没落と
二つの神は記紀では同一神とされますが、元々は別の神で属性の近い存在だったのでしょう。この神がなぜ祟りを起こすのか? コレに関して大和朝廷が祟られて当然の何かを、これらの神々に行ったと考えることも出来ます。そこに出雲が没落した理由がある、とか、旧来の神を邪険に扱ったとか。しかし、日本の神は本来、神であり鬼であり、恵みをもたらす存在ながら、災厄を引き起こす存在でもあります。豊作があり飢饉があり、豊かな水を供給し、時折、氾濫して家屋を押し流す。気まぐれに人々を振り回すのが神というものです。「恨み」という理屈にかなった「祟り」であるとは限らないのも事実です。

参考:疫病と大物主神(祟神天皇)

原文

ここに天皇患へたまひて御寝しし時、御夢に覚して曰りたまはく、「我が宮を天皇の御舎の如修理りたまはば、御子必ず真事とはむ」とのりたまひき。かく覚したまふ時、ふとまにに占ひて、何れの神の心ぞと求めしに、その祟は出雲の大神の御心なりき。かれ、その御子をしてその大神の宮を拝ましめに遣はさむとせし時、誰人を副はしめば吉けむとうらなひき。ここに曙立王(アケタツノミコ)卜(ウラ)に食ひき。
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