いざ子ども野蒜摘みに

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いざ子ども野蒜摘みに

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概要

ここに御歌に曰(ノ)りたまはく、

いざ子ども 野蒜(ノビル)摘みに 蒜摘みに わが行く道の 香ぐはし 花橘(ハナタチバナ)は 上枝は 鳥居枯らし 下枝は 人取り枯らし 三つ栗の 中つ枝の ほつもり 赤ら嬢子を いざささば 宜らしな

とうたひたまひき。
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現代文訳

応神天皇は歌いました。

さぁ、ノビルを摘みに行こう
ヒルを摘みに行こう
わたしが進む道の香りの良いタチバナ
上の枝は鳥が止まって枯れた
下の枝は人が折り取って枯れた
真ん中の枝はつぼみが残っている
そんなつぼみのような赤い少女を
さぁ、妻としなさい
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解説

ノビルは川の土手にも生えているニラにようなニオイのする植物。芸能人が一万円生活をするときに、食べてましたね。ノビルの香りは魔除けになると考えられていました。実際ニンニクとかニラには殺菌防腐効果があります。
タチバナは柑橘類の植物。
香りがよく、柑橘系の実には殺菌とか防虫の効果もあります。ヒルとかタチバナは聖なる植物だったわけです。

歌の意味
この歌は当然応神天皇が即興で歌ったものではなく、どこかの地方で歌っていた歌謡曲です。子供が遊ぶときの歌用にも見えますが、ノビルとタチバナという香りの強い聖なるものをあげているので、実際は結婚のときに歌ったんじゃないかと個人的には考えています。
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