アメノヒボコ来日

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アメノヒボコ来日

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現代文訳

アメノヒボコは妻アカルヒメに逃げられたことをしって、すぐに追いかけました。

アカルヒメが逃げ込んだ難波に到着するというときに、海の神が遮って入れませんでした。

そこで一旦引き返し、但馬国へと到着しました。
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解説

ストーカーか
罵り虐待した妻に逃げられたアメノヒボコ。妻アカルヒメが逃げ込んだ難波に行こうとしたら、断られました。裁判所命令でも出てたのでしょうか、「元妻の半径一キロ以内に入ってはいけない」みたいな。

ちなみにアメノヒボコが難波から追い出されて、引き返してたどり着いたのは「但馬」。難波で断られて、敗れて瀬戸内海を引き返したアメノヒボコですが、「播磨風土記」では播磨(現在の兵庫南部)のアシハラシコヲ命と国を取り合い、敗れて但馬に行っています。
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個人的コラム

日本人が新羅を嫌う理由は?
新羅の王子であるアメノヒボコ。彼を重要人物であるかのように扱う人も居ますが、記紀では、まぁーあまりに扱いが酷い。

日本書紀では垂仁天皇のときに7つの神宝を持ってやってきています。まぁ朝貢ですね。そしてここでは家庭内暴力のストーカー男。桃太郎の下ネタとされるキビツヒコで征伐された「鬼」は百済の王子でした。

どうも「高度な文化を持った朝鮮」という印象はゼロ。少なくとも記紀にはそういう尊敬の念は感じられない。

これを天智天皇のときに『白村江の戦いで唐と新羅の連合軍に敗れたため』とする説もありますが、連合軍という考えがそもそも「嘘」で実際には「唐とその属国の新羅」です。現地の属国の軍隊を使うのは当たり前。日本は唐に負けたのですが、なぜか新羅は唐に反旗を翻し、なんやかんやで唐はその後衰退し、滅亡。

中国が弱まってくると、日本にとって朝鮮半島にはほとんど価値がありません。朝鮮半島は日本にとって中国への窓口だからです。江戸時代でいうところの出島です。

また朝鮮半島は土地が痩せていて寒い。稲作に適していません。あとのメリットは鉄鉱石くらいです。鉄鉱石は大事ですが、鎌倉時代には砂鉄からの鉄製品でまかなえるようになっていたくらいですからそもそも砂鉄だけでもいけたんですよ。

ちなみに、砂鉄での生成は実は鉄鉱石からの生成より歴史が古いと考えられています。砂鉄文化があるが手間が掛かった。そこで朝鮮から鉄鉱石を輸入し技術者も招いた。そうしているうちに吉備で鉄鉱石が出だした。吉備は発展した。ところが鉄鉱石から鉄を作るというのはすごいリスクがあった。

鉄鉱石は掘り尽すと枯れる。

そもそも日本にはさほどの鉄が無い。半島に比べれば。ですが。それで吉備は勢いを失った。吉備に百済の王が「鬼」として君臨したのはそういう経緯もあったんじゃないでしょうか。

そういう幾つかの理由から朝鮮半島から日本は撤退した。領土を放棄したというカッコいい意味ではなくて、保持するほどのメリットが無い。保持するために掛かるコストが高すぎる。それで後手後手に回った、のではないかと。

それはともかく。

朝廷が「被征服地域」を悪く言うのは当たり前で、それはクマソや蝦夷、土蜘蛛も同じです。バカにしていたけど、本当は凄いということもなく、「そもそもそういうもの」です。ひっくり返すと「尊敬もされていない」ということです。

原文

ここに天之日矛(アメノヒホコ)、その妻の遁げしことを聞きて、すなはち追ひ渡り来て、難波に到らむとせし間に、その渡の神塞(サ)へて入れざりき。かれ、更に還りて多遅摩国(タヂマノクニ)に泊てき。
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