ウマシアシカビヒコヂ

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ウマシアシカビヒコヂ

漢字・読み可美葦牙彦舅尊・宇摩志阿斯訶備比古遅神
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概要

まとめ
●植物のアシが勢いよく生育する様子を表している神とされる。
●アシは日本人の生活になじんだ植物であり、その生育のスピードとアシが作る豊かな環境が生活を支えていた。
●このウマシアシカビヒコヂが日本の神話の初期に活躍するのは、古代の生活を反映していると思われる。

物語・由来

性格・能力

ウマシ+アシ+カビ+ヒコジと言葉を分けられる。ウマシは雑に言えば「素晴らしい」という意味で「美味い・上手い・旨い」と同じように褒め言葉と思われます。アシは植物の葦。カビは菌類のカビのこと。この場合のカビは「何もないところから生まれる」というニュアンスを持っていて「アシカビ」で葦の芽が勢いよく生育する様子を表しています。ヒコヂは男性を表しています。
●「ヒコ」とは「日子」とされ、「太陽の子」という意味を持っているとも。ちなみに女性の姫(ヒメ)は「日女」から。
●ヒコジは元々は「コヒジ」だったとも。コヒジは「泥」を表し、葦が泥の中から生える様子を表しているとも。これはかなりピンと来る。
●「小土」と書いて「コヒジ」と読む地名が静岡県焼津市にあります。

葦と日本人
葦は現在「ヨシ」と呼ばれます。アシが「悪し」を連想するからです。アシは水辺の植物で、生育スピードが速くて半年で2mか3mまで生育します。日本人はこれをヨシズにしたり屋根の材料にしたりとしていました。
そのなかで「葦」を特別な植物と考えるようになりました。
●日本のことを「葦原中国」と呼んでいました。
●不完全な神のヒルコを乗せた船は葦で編んだもの。
オオクニヌシの別名が葦原色許男(アシハラシコオ)。
●世界の成り立ちにも関わる。 参考:第一段一書(二)葦の芽が生えるように
●葦が神になる 参考:第一段一書(六)空中に葦の芽と脂

アシは豊かさを
アシは温帯から熱帯の川の浅瀬で群生します。
アシは生育スピードが速いだけでなく、魚が集め、泥が堆積し、非常に豊かな環境を作ります。
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神社や関連する土地

出雲大社
出雲のオオクニヌシが祭られる社があります。そのオオクニヌシの前にいる「5柱の神(御客座五神)」の一人です。参拝者はオオクニヌシに参拝しているように見えて、実はこの5柱に参拝しています。
●この5柱は実はオオクニヌシを見張っているとも。
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