正義が事実を追い越す恐ろしさ

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正義が事実を追い越す恐ろしさ

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概要

まとめ
●正義がそれを反する事実を無視、もしくは隠蔽しようとする。
●いじめ自殺が発生したとします。
●後になって被害者がうつ病の家系で、自殺の要因になったかもしれないと分かります。
●しかし加害者をかばうつもりか!と非難されるためにこの情報が隠蔽されます。
●その結果、世間は丸く収まっても、事実がないがしろにされて、結果、事実を元にした処罰もされないし、今後の対策も取られない。
●中国と韓国ではこの傾向が強い。
●その根本理由は「徳治主義」。
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例えば、いじめ自殺事件が起きたとする

正義が事実を追い越すということを、例を挙げて説明しようと思います。

例えば、いじめ事件が起きたとします。

いじめ被害者は加害者に暴行され、金銭を奪われ、自殺しました。自殺したことで、このいじめが発覚します。


世間は加害者を非難します。
当たり前です。
それが正しい反応です。
社会正義というものです。

現在ではネットがその主戦場となりましたが、過去はテレビや雑誌がその舞台でした。
そのテレビや紙面で加害者への批判はヒートアップします。

ここに新情報が発覚します。
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事実を元にしない正義

被害者の親族にうつ病患者が複数人居たのです。
うつ病は遺伝的な要因が強く、親族にうつ病がいると発症率はグンと上がります。

つまり、被害者の自殺の原因は「いじめ」であることは変わりませんが、自殺の原因はそれだけでなく、元々被害者はうつ病傾向であり、自殺しやすい性質・性格だった、ということです。もちろん自殺したときにうつ病を発症していたかは客観的に証拠が無いので分かりません。ただし、うつ病を発症し自殺したという可能性は高いということになりました。

加害者が悪いことには変わりありませんが、しかし、被害者にも自殺しやすい、要因があったとなると、加害者の罪の有無に変化はなくても、罪の量が変わってきます。

ここで、世間はどう考えるか????

おそらくこうです。
「被害者が悪いというのか?」
「被害者がかわいそう」
「被害者に非があるのか?加害者に非がないというのか??」
「加害者の罪を軽くするための詭弁だ!!」
「そんな情報を流すな!」


いやいや、待ってください。
善悪や正義は「事実」を元にしないと意味がありません。
客観的な事実を元にしないで罪の量を決めて居たら、それは法治国家ではないでしょう。情治国家と言われるでしょう。

今後対策が出来ない

確かに、世論の感情を満たすためには、この「被害者はうつ病」という情報は隠蔽してしまった方が、丸く収まるかもしれない。加害者の罪は無くなるわけではないのだから、無視してしまってもいいのかもしれない。情報を隠すことで過剰な罪に問われ、傷つくのは加害者だけです。彼らはもともと罪深いのです。過剰に罪が与えられたとしても、自業自得。なのかもしれません。

対策が出来ないという大きな問題
この「被害者はうつ病」という情報が、広められないならば、致命的な問題が発生します。
うつ病が家庭に多い児童を、手厚く保護することで、いじめ問題が解決する………とはいいませんが、最悪の事態は避けることが出来るかもしれません。それが例え一件だけであっても、意味はあるでしょう。そういう今後の対策が、情報を隠蔽してしまえば出来なくなります。
隠蔽しても対策だけ取ればいい、と考えるかもしれませんが、対策を取れば、被害者の非をある意味で認めたことになるので、社会が許さないのです。


これが正義が事実を追い越す、ということです。
正義を果たすために、事実がないがしろにされる………
これは結局、その場の感情を消化するだけの行動で、次に発生する問題を予防することは全くありません。ただ、対症療法をしているだけで、建設的ではなく、刹那的で、怠惰です。

平和憲法と現実の乖離

この正義が事実を追い越すという現象がみられるものに、日本の「憲法9条問題」があります。憲法がどんなに綺麗なことを言っても、戦争はなくならないし、侵略される可能性は減らないのですが、「平和憲法」という綺麗な言葉が一人歩きして、「国を守るのは憲法ではなく軍隊」という現実。事実を追い越しています。

正義が事実を追い越す、というのは何処の国でもあることだと思います。
儒教の国だけではないでしょうが
韓国と中国はこの傾向がひどい。
根にあるのは徳治主義です。

それではまた。
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