アマテラス信仰の本質は恐怖

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アマテラス信仰の本質は恐怖

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概要

まとめ
●日本人はジメジメの梅雨を恐れた。
●梅雨は食中毒が発生しやすい。
●特に長雨になると作物が生育不良を起こしてしまう。
●この原因はアマテラススサノオの悪行に切れてしまうから。
アマテラスはヒステリックな気分屋。その影響で沢山の人間が死んでしまう。
アマテラスの機嫌を治すための祭りが「天岩戸の神事」。
●アマテラス信仰の根本は、強大な神威を持つ気分屋への恐怖。
●ま、個人的な推測ですけど、自信あります。
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アマテラスはヒステリックなメンヘラちゃん

日本人は梅雨を恐れました。
梅雨が長引くことによって、稲の生育には支障をきたし、湿度が高いために物が腐る。物が腐れば、食中毒が起きる。そして死人が増えます。だから、梅雨が明けるようにと天岩戸の神事を行いました。
アマテラスは、この世界を温かく見守る神。と考えがちですが、スサノオの悪行に切れて、天岩戸に篭ってしまうのは、あまりにヒステリック。それにスサノオが原因とはいえ増長させたのは、アマテラスでしょう。そして、ヒステリックに篭ってしまったアマテラスは、神々の策略に引っかかって、外に出てきます。アマテラスは尊敬すべき神でしょうか。非常に強い霊威を持っていることは間違いありませんが、「正しい」「徳のある」神とは違います。アマテラスは気分屋で、ヘソを曲げられるとトンデモナイことをしでかす、メンヘラちゃんです。

それがつまり、日本の神の本質であり、日本人にとっての太陽の意味です。

日本人にとって神は目に見えない存在であり、得たいが知れず、強い、不思議な存在です。そして、何より恐ろしいものです。触らぬ神に祟りなし。神は崇(アガ)め、おだてて、物品を奉納して、機嫌をとって、お祭りをして、どうにかこうにか、うまいことしてもらうものです。変なことをして機嫌を損ねてもらっては困る。

太陽はその最たるもの。
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長い梅雨の恐怖

機嫌を損ねて、長いこと雲に隠れられては困るのです。
作物は実らず、長い雨がシトシトと降る。
湿度が高い状況が長く続き、食中毒が起き、疫病も起きやすくなる。

もちろん梅雨が短い、もしくは降水量が少ないと夏に渇水するので、問題なのですが、どちらかが大事ということではなく、どちらも大事です。梅雨は必要。ただし、長すぎないこと。
●短くてもジメジメして食中毒は起きる。
●その梅雨の穢れを払うのが夏越の祓い(大祓い)です。


長い梅雨だと判断したら、天岩戸の神事を行ったのだと思います。
雨はアマテラスが籠らない限りは別にいいのです。
降ってよし。
むしろ降ってもらわないと困る。
問題は、長い梅雨
長い梅雨になると、あぁ、アマテラスが怒って篭ったのだな。
と考えた。

アマテラスは優しい神ではない

アマテラスは女神であり、どうも「温かい」「優しい」イメージを持ちがちですが、それは日本の神の本質とは違いますし、そもそも「温かい」「優しい」印象そのものが、根拠がありません。神話を読んでなんとなくそう思っているだけです。

古代の日本人にとって太陽は機嫌を損ねると痛い目にあるものの「最たるもの」だった。それが常識だった。誇張して書く必要は無かった。いや、悪く書いて機嫌を損ねてもらっては困る――そんな考えすらあったのかもしれません。

また、アマテラス信仰の中には「ケガレ」が重要なポイントでした。天岩戸事件が起きるキッカケはスサノオの罪、罪のケガレのためです。ケガレが天変地異を引き起こしました。ケガレは死に関わるものすべてに在ります。つまり「争い」にも「死」の匂いがまとわりつくのです。だからアマテラスは「戦い」には関わらない。オオクニヌシとの交渉・戦いはフツヌシタケミカヅチに丸投げです。そういう不戦が「優しい」「温かい」イメージを作ったのでしょう。

でも、違います。
そんなイイ神さまじゃないです。
アマテラスは他の神と同様に、ちゃんと祀らないと機嫌を損ねて、天変地異を起こす気分屋のメンヘラちゃんです。

京都の祇園祭りが厄除け目的の理由

その後、徐々にアマテラスの機嫌を取るよりも、アマテラスを怒らせる原因を排除しようと考えた。アマテラスを怒らせなければいいのです。それで長期の梅雨を予防しようと考え始めた。

では原因とは何か?
スサノオです。


スサノオに余計なことをしないでください。あなたが悪さをするが故に、アマテラス(太陽)が天岩戸(梅雨の雨雲)に篭ってしまうのです。それで人が死んでしまう。だから、スサノオさま、機嫌を直してください。そういう祭りをするようになった。

それが京都の祇園祭りです。

祇園祭はそもそもスサノオの祭りです。
そして祇園祭は病気除けの祭りです。

では何故、スサノオと病気が結びついたのか??
結びつけたのは天岩戸、ということです。
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